2011/07/17
11:15:56


今年の5/11から数日にわたり、ライフセツルメント(Life Settlemant)系ファンドの選び方と題して特集を組ませていただきました。
自分のブログから引用するとサマリーは下記になります。
1)ライフセツルメント系ファンドは、生命保険をディスカウントで買い取り、被保険者の代わりに保険料を支払い、被保険者の死亡時にファンドに保険金が入るというスキームです。
2)ファンド選択として重要なのは、株やMFのようなファンドと違い流動性が全くないため、大量の解約に弱いのです。そのため各ファンド会社は5%程度の現金を解約に備えて保有しておりますが、大量の解約には不安があります。
我々が取るべきリスク回避方法として、ファンドサイズが大きいファンドを選択したほうが賢明だということです。
3)次に、このファンドのスキームの特徴から、被保険者がお亡くなりにならなければ、ファンドへの入金はありません。そのため、ファンドが保有する証券の平均年齢も重要だということです。
4)最後に、ライフセツルメント系ファンド選択時には、見た目の利回り比較ではなく、リスクを考慮した上で選択していくことが重要です。
今回ご紹介する「EEA Life Settlenents Fund」は上記のことを考慮して選択できるファンドの1つであると思いましたので、ブログでご紹介することにしました。
左のファクトシートは2011年6月のものとなります。パフォーマンスも9%前後で安定しております。
Class Xは無分配型・手数料後払いタイプです。
購入時手数料なしで、1年以内の解約で5%の解約手数料、2年以内4で%、と1%づつ減って、5年超保有で解約手数料がゼロとなります。
Class AccとDistは手数料前払いタイプで、購入手数料5%となります。 解約手数料はありません。
Accは分配金再投資型、Distは分配型となります。
直接投資の場合、最低投資金額は50,000 USD(他の通貨建ては右の資料を参考にしてください)となっております。
最後にパッケージャーのRMBIS経由の場合、RMBISの初期手数料が5%かかるため、購入手数料5%が免除されるとのことです。この場合には、RMBISの最低投資額25,000ドルはクリアする必要がありますが、このファンドには10,000ドルから投資可能となってなっております。
*なお、このファンドもMansion同様、直接購入の際には、弁護士による本人認証が必要だと聞いております。
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コメント
ライフセツルメント系ファンド
Traded Policies Fundと異なりEEAの方は王道の安心感がありますね。こちらのようなファンドのリスクとしては大口の解約とともに被保険者の長生きがありますが、再生可能細胞のような生命科学の発展で寿命が格段に伸びるような事態になれば、また収益モデルを見直さないといけない事になるかも知れませんね。まだ少し先のお話しになりそうですが(笑)
たま│URL│2011/07/17(Sun)13:03:30│
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本人証明
最近、本人証明に弁護士の作成した書面を必要とするファンドが増えているようですが、本人証明であればパスポート等で十分な気も致します。弁護士などと仰々しいものにすると余計に申し込みが減ってしまうように思うのですが…。
たま│URL│2011/07/18(Mon)09:57:12│
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Re: 本人証明
そうですね。自分としてもそう思うのですが、ファンド側としては、偽装パスポートであるかどうかを確認したいようです。
マネーロンダリング防止などが目的なのでしょうけれど、投資家としては面倒くさいのも事実ですね。
また、たまさんがおっしゃるようにこのファンドのリスクは長生きとなります。そう言った意味からは、平均余命のデータに注視していくと良いかもしれません。
マネーロンダリング防止などが目的なのでしょうけれど、投資家としては面倒くさいのも事実ですね。
また、たまさんがおっしゃるようにこのファンドのリスクは長生きとなります。そう言った意味からは、平均余命のデータに注視していくと良いかもしれません。
じん│URL│2011/07/18(Mon)10:33:26│
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Re: 本人証明
偽装パスポートを疑い出すと弁護士証明も偽装の証明書もあり得そうですね。実際、マネーロンダリングを業とするような人達はお抱えの弁護士を雇ってそうですし(笑)
形式に拘るのはどこの国も同じかも知れませんが、大多数の真っ当な投資家が煩雑な手続きに追われるのは迷惑な話しですね。
形式に拘るのはどこの国も同じかも知れませんが、大多数の真っ当な投資家が煩雑な手続きに追われるのは迷惑な話しですね。
たま│URL│2011/07/18(Mon)11:09:04│
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Re: Re: 本人証明
結局そうなんですね。おっしゃるように弁護士も本当かどうか証明できるのかということになります。そういった意味では、ファンド会社としては逃げ口上ととして、「自分たちはそこまでやったよ」ということを、後で言えるためとも考えられるのです。
我々投資家にとって煩雑な作業(あるいは追加費用負担)が増えるという嬉しくない状況が進行中です。
我々投資家にとって煩雑な作業(あるいは追加費用負担)が増えるという嬉しくない状況が進行中です。
じん│URL│2011/07/18(Mon)19:34:24│
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Re: Re: 本人証明
海外ファンド投資には初期手数料以外に、為替費用、海外送金費用などが発生しますが、その上、弁護士費用まで加わる事になれば、ますます魅力を削がれる事になりますね。本当に残念な風潮です。
たま│URL│2011/07/18(Mon)20:12:27│
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