2011/10/20
14:15:49
ゆっくりとやってくる欧州危機への対策をどのように考えていくのか?
我々投資家にとっては重要な問題でもあるわけです。
1つは金融危機時に下落するだろうと予想される金融商品を現金化しておくということです。そして、下落した時点で買い戻すという戦略も有効だと思われます。その間は、「待つも相場」ということでしょう。
それ以外には何かないでしょうか?
ショートポジションを保有するという方法もあります。
また、最近ではVIX指数に連動したETFやETNなどに投資をするという方法もあります。
VIX指数(Volatility Index 略称:VIX)とは、恐怖指数とも言われ、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを元に算出、公表している指数。
数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされる。通常は10から20の間で推移する。(wikipediaより引用)
S&P500株価の急落時に、逆に急上昇するのが「VIX指数」なわけです。つまり、まだ直ぐに金融危機が起こらない時点で購入しておき、金融危機時に指数が上昇した時点で売却することで利益を生むことが出来るわけです。
今回のようなゆっくりとした金融危機の進行状況では、弱気と強気が交互に訪れます。そのため、トレンドフォロー戦略のファンドなどは利益があげられないと思われます。
その強気と弱気が交互にやってくるというこうした相場はうまく利用すれば利益が得られます。少し前から実際に自分が売り買いをしておりますので、今回ブログでもご紹介することにしました。
では、どのような商品に投資をしたらいいのでしょうか?
ここ最近、VIX指数の動きに近づけたETF・ETNが証券取引所に上場されました。
2010年12月に上場した「国際のETF VIX短期先物指数(1552)」と2011年8月に上場したETN「iPath VIX中期先物指数連動受益証券発行信託(iPath VIX中期先物)(2029)」、そして9月に上場したETN「iPath VIX短期先物指数連動受益証券発行信託(iPath VIX短期先物) (2030)」です。
「国際のETF VIX短期先物指数」と「iPath VIX短期先物」のほうは円換算した「S&P500 VIX短期先物指数」への連動を目指し、一方の「iPath VIX中期先物」は「S&P500 VIX中期先物指数」への連動を目指しているということになります。
*米国のシカゴ・オプション取引所が算出するボラティリティ指数であるVIX指数が連動対象ではないということは留意しておいて下さい。
それはさておき、おおよそVIX指数の動きに近いため、相場の急落時には利益を得られる可能性があるわけです。
実際の流れとしては、S&Pが上昇時にはVIX短期先物指数などは下落し、S&Pが下落時にはVIX短期先物指数などは上昇するわけです。つまりS&Pが上昇時に指数を購入しておくことで金融危機に対処できる可能性があるのです。
実際の取引でのTipsを書いておきます。それは、手数料が無料に近い証券会社を利用するのがお得です。
「国際のETF VIX短期先物指数(1552)」の取引の場合には、カブドットコム証券がオススメです。というのは、同証券会社では上記の商品がフリーETF(手数料無料)に指定されているからです。
また、それ以外の「iPath VIX短期先物」および「iPath VIX中期先物」は1日10万円までの取引であれば、松井証券が手数料無料でお得です。同証券会社では対象銘柄(上記2つを含む)でキャンペーンも実施(2011年10月31日まで)しているようです。
「松井証券は、東京証券取引所に上場しているETN10銘柄について、現物買・信用新規取引の売買委託手数料をキャッシュバック(1名あたり5万円を限度)するキャンペーンを実施します。」(松井証券HPより)
10万円を超える場合には、各社の手数料を比較してみてください。
どちらにしても、同じ銘柄を取引するのであれば、手数料が安価な方が利益が残ります。
これは、海外ファンド投資にも共通していて、ファンドを保有しているだけで年間管理料金がかかるIFA経由で購入しているのであれば、年間管理費用が発生しないIFAにアドバイザー変更するだけで、かなりの金額がセーブできるというわけです。
こうしたETFやETNをうまく利用して、一緒に金融危機を乗り越えましょう。
困ったときにはご相談ください。助けられないかもしれませんが、一緒に悩むことは出来ます(笑)。
我々投資家にとっては重要な問題でもあるわけです。
1つは金融危機時に下落するだろうと予想される金融商品を現金化しておくということです。そして、下落した時点で買い戻すという戦略も有効だと思われます。その間は、「待つも相場」ということでしょう。
それ以外には何かないでしょうか?
ショートポジションを保有するという方法もあります。
また、最近ではVIX指数に連動したETFやETNなどに投資をするという方法もあります。
VIX指数(Volatility Index 略称:VIX)とは、恐怖指数とも言われ、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを元に算出、公表している指数。
数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされる。通常は10から20の間で推移する。(wikipediaより引用)
S&P500株価の急落時に、逆に急上昇するのが「VIX指数」なわけです。つまり、まだ直ぐに金融危機が起こらない時点で購入しておき、金融危機時に指数が上昇した時点で売却することで利益を生むことが出来るわけです。
今回のようなゆっくりとした金融危機の進行状況では、弱気と強気が交互に訪れます。そのため、トレンドフォロー戦略のファンドなどは利益があげられないと思われます。
その強気と弱気が交互にやってくるというこうした相場はうまく利用すれば利益が得られます。少し前から実際に自分が売り買いをしておりますので、今回ブログでもご紹介することにしました。
では、どのような商品に投資をしたらいいのでしょうか?
ここ最近、VIX指数の動きに近づけたETF・ETNが証券取引所に上場されました。
2010年12月に上場した「国際のETF VIX短期先物指数(1552)」と2011年8月に上場したETN「iPath VIX中期先物指数連動受益証券発行信託(iPath VIX中期先物)(2029)」、そして9月に上場したETN「iPath VIX短期先物指数連動受益証券発行信託(iPath VIX短期先物) (2030)」です。
「国際のETF VIX短期先物指数」と「iPath VIX短期先物」のほうは円換算した「S&P500 VIX短期先物指数」への連動を目指し、一方の「iPath VIX中期先物」は「S&P500 VIX中期先物指数」への連動を目指しているということになります。
*米国のシカゴ・オプション取引所が算出するボラティリティ指数であるVIX指数が連動対象ではないということは留意しておいて下さい。
それはさておき、おおよそVIX指数の動きに近いため、相場の急落時には利益を得られる可能性があるわけです。
実際の流れとしては、S&Pが上昇時にはVIX短期先物指数などは下落し、S&Pが下落時にはVIX短期先物指数などは上昇するわけです。つまりS&Pが上昇時に指数を購入しておくことで金融危機に対処できる可能性があるのです。
実際の取引でのTipsを書いておきます。それは、手数料が無料に近い証券会社を利用するのがお得です。
「国際のETF VIX短期先物指数(1552)」の取引の場合には、カブドットコム証券がオススメです。というのは、同証券会社では上記の商品がフリーETF(手数料無料)に指定されているからです。
また、それ以外の「iPath VIX短期先物」および「iPath VIX中期先物」は1日10万円までの取引であれば、松井証券が手数料無料でお得です。同証券会社では対象銘柄(上記2つを含む)でキャンペーンも実施(2011年10月31日まで)しているようです。
「松井証券は、東京証券取引所に上場しているETN10銘柄について、現物買・信用新規取引の売買委託手数料をキャッシュバック(1名あたり5万円を限度)するキャンペーンを実施します。」(松井証券HPより)
10万円を超える場合には、各社の手数料を比較してみてください。
どちらにしても、同じ銘柄を取引するのであれば、手数料が安価な方が利益が残ります。
これは、海外ファンド投資にも共通していて、ファンドを保有しているだけで年間管理料金がかかるIFA経由で購入しているのであれば、年間管理費用が発生しないIFAにアドバイザー変更するだけで、かなりの金額がセーブできるというわけです。
こうしたETFやETNをうまく利用して、一緒に金融危機を乗り越えましょう。
困ったときにはご相談ください。助けられないかもしれませんが、一緒に悩むことは出来ます(笑)。
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コメント
Re: 暗い未来
今年の相場環境はおっしゃるように厳しいですが、その中でも利益があげられるように(あるいは大きく棄損しないように)考えていきたいと思っております。よさそうなものはブログでもご紹介していく予定です。
じん│URL│2011/10/20(Thu)22:23:58│
編集
Re: 暗い未来
じん様にそう言って頂けると暗い未来も少し明るく感じられます。(^^)
ファンド自身のパフォーマンス低下と超円高のダブルパンチで、私の海外投資は全滅状態ですが、これからも僅かな希望を持って頑張ります。
ファンド自身のパフォーマンス低下と超円高のダブルパンチで、私の海外投資は全滅状態ですが、これからも僅かな希望を持って頑張ります。
たま│URL│2011/10/20(Thu)23:02:43│
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株もダメ、債券もダメ、コモディティもダメ、FXもダメとなると、さしものヘッジファンドもお手上げです(苦笑)
最近は、格付け会社の「あれも格下げ、これも格下げ」ばかり聞こえてきて辟易しますが、今まで豊かな生活に甘んじてきた先進国の歪みが世界的なマネー危機に結びついてきているのかも知れませんね。
ただ、投資という行為自体が富を生まなくなるなら、お金は滞留してしまい益々暗い未来となりそうです。