2011/10/30
16:10:51
先日のブログで「スティーブ・ジョブズ伝記本」の米国との価格差について書きました。電子版では4倍もの差があることが分かりました。
本日のJ-castニュースにも『急激な円高が続くなか、輸入車の「円高メリット」がなかなか感じられない。
「これだけ円高が進むと為替変動は無視できません。海外メーカーは、来年の新モデルの投入時には価格の見直しをせざるを得なくなるのではないでしょうか」と、JAIAは予測している。』と書いてあります。
ではどのくらい違うのでしょうか?
今日は輸入車編です。米国車ですと米国では国産車ですので、安価な場合がありますので、ドイツ車を取り上げることにしました。ドイツ車は、米国でも日本でも輸入しなければならないため、比較するには良いのです。
しかも、日本でも米国でも販売されているモデルを選択しました。今回比較対象としたモデルはBMW・M3という車です。他の車種でも良かったのですが、比較するには自分が比較的知識のあるモデルの方が、オプションの選択がしやすかったからです。(実はこの比較は昨年の12月5日のブログでも一度取り上げたことがあります。その時にはAudiを比較対象として、円は1ドル=83円でした。)
今回比較する上で、日本では装備がフルオプションになっていることも多いため、まず電子カタログで装備品をチェックしました。
また米国のサイトでは、Build Your Ownといって、オプションを選択して自分好みのモデルをホームページ上でシュミレーションすることができます。
そこで、今回は米国仕様でも日本仕様と同様(全く同じはならないのですが)になるようにオプションを選択して、価格を比較することにしました。
ただし、例えば日本で選択していないスキーバックが米国仕様には入っていたりと多少の違いはあると思います。
その理由としては、日本仕様では前席のシートヒーターが標準なのですが、米国だと「Cold Weather Package」を選択しないと装着できないシステムになっているからです。「Cold Weather Package」にスキーバックも含まれているという訳です。
また、米国仕様では4年・5万マイルのメインテナンスプログラムなのに対して、今回の日本仕様のシュミレーションでは4年・20万キロという設定のオプションを選択してあります。

上記左が日本仕様の価格、そして右側が米国仕様の価格となります。
米国仕様のM3クーペのベースグレード価格が59,900ドルに対して、日本仕様に近づけるために約1万ドルのオプションを選択しております。
それでも、69,875ドルです。1ドル=76円で計算すると、531万500円なのです。それに対して、日本仕様の価格は1096万6000円です。価格には倍以上の開きがあることが分かります。
仮に、1ドル=100円で計算したとしても698万7500円です。
日米で同じものが売られているアップルのコンピュータの場合はどうでしょうか?
iPad2が499ドルに対して、44800円。1ドル=89.78円の計算となります。
Mac Book Airは999ドルに対して、84,800円。1ドル=84.88円の計算となります。
アップルのコンピュータが、80円台のレート換算で日本で売っていることを考えると「自動車会社にも言い分があると思われるが、どうしてそんなに高額なのか説明がない限り、消費者からボッタクリと言われてもおかしくない価格差だ。」となるわけです。
自分もディーラーに行ったときには、輸入車の価格差について言い続けていこうと思っております。皆さんも一緒になって言って頂ければ、少しでも価格差の改善が出来るのではないかと思っております。
本日のJ-castニュースにも『急激な円高が続くなか、輸入車の「円高メリット」がなかなか感じられない。
「これだけ円高が進むと為替変動は無視できません。海外メーカーは、来年の新モデルの投入時には価格の見直しをせざるを得なくなるのではないでしょうか」と、JAIAは予測している。』と書いてあります。
ではどのくらい違うのでしょうか?
今日は輸入車編です。米国車ですと米国では国産車ですので、安価な場合がありますので、ドイツ車を取り上げることにしました。ドイツ車は、米国でも日本でも輸入しなければならないため、比較するには良いのです。
しかも、日本でも米国でも販売されているモデルを選択しました。今回比較対象としたモデルはBMW・M3という車です。他の車種でも良かったのですが、比較するには自分が比較的知識のあるモデルの方が、オプションの選択がしやすかったからです。(実はこの比較は昨年の12月5日のブログでも一度取り上げたことがあります。その時にはAudiを比較対象として、円は1ドル=83円でした。)
今回比較する上で、日本では装備がフルオプションになっていることも多いため、まず電子カタログで装備品をチェックしました。
また米国のサイトでは、Build Your Ownといって、オプションを選択して自分好みのモデルをホームページ上でシュミレーションすることができます。
そこで、今回は米国仕様でも日本仕様と同様(全く同じはならないのですが)になるようにオプションを選択して、価格を比較することにしました。
ただし、例えば日本で選択していないスキーバックが米国仕様には入っていたりと多少の違いはあると思います。
その理由としては、日本仕様では前席のシートヒーターが標準なのですが、米国だと「Cold Weather Package」を選択しないと装着できないシステムになっているからです。「Cold Weather Package」にスキーバックも含まれているという訳です。
また、米国仕様では4年・5万マイルのメインテナンスプログラムなのに対して、今回の日本仕様のシュミレーションでは4年・20万キロという設定のオプションを選択してあります。


上記左が日本仕様の価格、そして右側が米国仕様の価格となります。
米国仕様のM3クーペのベースグレード価格が59,900ドルに対して、日本仕様に近づけるために約1万ドルのオプションを選択しております。
それでも、69,875ドルです。1ドル=76円で計算すると、531万500円なのです。それに対して、日本仕様の価格は1096万6000円です。価格には倍以上の開きがあることが分かります。
仮に、1ドル=100円で計算したとしても698万7500円です。
日米で同じものが売られているアップルのコンピュータの場合はどうでしょうか?
iPad2が499ドルに対して、44800円。1ドル=89.78円の計算となります。
Mac Book Airは999ドルに対して、84,800円。1ドル=84.88円の計算となります。
アップルのコンピュータが、80円台のレート換算で日本で売っていることを考えると「自動車会社にも言い分があると思われるが、どうしてそんなに高額なのか説明がない限り、消費者からボッタクリと言われてもおかしくない価格差だ。」となるわけです。
自分もディーラーに行ったときには、輸入車の価格差について言い続けていこうと思っております。皆さんも一緒になって言って頂ければ、少しでも価格差の改善が出来るのではないかと思っております。
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コメント
ビックリです。
まさか、これほどまでに内外価格差があるとは思いませんでした。ビックリです。日本人には少々高くても売れるという輸入車ディーラーの思惑もあるのかも知れませんが、余りにも価格差が酷すぎますね。
たま│URL│2011/10/30(Sun)17:17:08│
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Re: ビックリです。
そうなんです。輸入車の価格設定はぼったくりといっても過言ではない状況なのです。こうした事実を皆さんに知って頂き、輸入元にも価格設定の適正化を促していきたいと思っております。
じん│URL│2011/10/30(Sun)19:53:51│
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