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12:28:27
こんな街に「家」を買ってはいけない

牧野知弘氏の著書『こんな街に「家」を買ってはいけない』を読みましたので、まとめを記載しておこうと思っています。
はじめにの部分で、牧野氏が昔お世話になった先輩の家(神奈川県の郊外)を訪れ、そこでの会話から郊外の住宅事情に衝撃を受けたと書かれています。

そして、この地域の現状を調べてみますと、最近15年で、人口が20%も減少していることが分かったのとのことです。このような短期間で人口が20%も減少するのは、「相当な過疎地域」であると述べています。
そのため、街から子供たちの声が消え、高齢者ばかりが取り残される、これが現代日本の首都圏近郊の戸建て住宅地に起きている現実だとのことです。これは日本が元気だった頃に開拓された”ニュータウンの終わり”を示しているとも言えます。 

『住宅ローンで毎月返済するお金を「投資」と見るためには、投資対象の不動産の価値が保たれているか、上昇するものでなければなりません。ところが、一部を除いて多くの不動産、とりわけ郊外戸建て住宅地を中心に大幅にその価値が下がり続けている対象に、「投資」をし続ける人はいません。

そして子供や孫に引き継がれても、誰も住む予定もなく、「厄介者」になるような家という資産は、「財産」というよりも「負債」といってよいものに変質してしまっています。
不動産は財産と考えて、自宅に多くの投資を行うことは、郊外戸建て住宅の空き家化と価値の暴落が現実化するにつれて幻想に変わっていくものと思われます。』


では、今後「家はどういった地域では買ってはいけないか?」についても言及しています。牧野氏は下記の6つをあげています。

1)東京までの通勤時間が1時間を超える
2)1970年代から80年代に掛けて開発された
3)駅からバス便である
4)丘陵地などにあり、住宅地内の傾斜がきつい
5)近隣に観光地など人の集まる場所がない
6)地域内にめぼしい産業がない


「東京の場合は通勤時間が1時間超を対象としていますが、地方であれば、主要都市まで30分までなどとすれば、首都圏以外のエリアでもほぼこの条件を満たす新興住宅地は、将来的に不動産価値を大幅に減ずる可能性がある住宅地と言えそうだ」とも述べています。

そして、このような時代の変化から、「そろそろ不動産が財産である」という考え方を転換しなくてはならない時代に来ていると言っています。

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12:59:24
マッキンゼーが予測する未来

「マッキンゼーが予測する未来」を読みましたので、まとめを書いておこうと思います。表紙にも書かれていますように、マッキンゼーが予測する未来は、”とても激しく破壊的だ”とのことです。

ただ、こうした現実はすでに始まっています。自分もフィリピンやタイなどに行った際に利用する配車アプリのUberを例に取り上げています。ロンドンではUberが従来のタクシードライバーの職を奪うという事態にも発展しています。
このように、以前は参入障壁が高いと考えられていた職種でも、いとも簡単に逆転現象が起きるのがこれからの世界だというわけです。

『グーグルを含む数社が、自動運転自動車の開発を行っている。仮に、自動運転自動車が普及しそれが標準となれば、事故件数と死亡事故は減少する可能性がある。この、誰もが疑いもなく支持する結果は、他の産業や産業分野に一連の影響を与えるだろう。その結果、自動車の運転を専業とする職業運転手は必要とされなくなるだろうし、救急対応の労働者需要は減少するだろうし、傷害保険、健康保険会社の最終利益を大きく改善する可能性もある。

だが、同時に私たちが想定しなくてはならないのは、人工心臓に対する需要の急激かつ緊急の増加なのかもしれない。それはなぜか?

運転免許証の取得、更新時には、「臓器提供希望」欄にチェックを付ける人が増えているおかげで、自動車の死亡事故の被害者が、臓器移植で使われる臓器の主要なドナー源となっているからである。もし自動運転自動車が広告に書かれているとおりに機能したなら、悲劇的な死亡事故が結果として別の命を救うという、現在の素晴らしい臓器ドナー・システムに、運転手不在の自動車が壊滅的な影響を間接的に与えるかもしれないのである。

私たちのうち何人の人が、自動運転自動車の技術と人工心臓の受容という4次元的影響を結びつけて考えることができ、どういうシナリオになるのかを計画できるだろう。そんなことは非現実的でばかばかしいと思うかもしれない。だが、これが私たちの生きる世界の動きなのだ。

静かな池に小石が投げ込まれたときのように、一つの産業分野で起こったブレイクスルーやイノベーションはさざ波を立て、それが外に広がっていくのだ。
読者は最大級の警戒心と混乱の感覚とを持つかもしれない。それは、古くから確実だと信じてきたものが霧散し、確立されてきた経済関係が破壊され、不安定性が増し、現状の能力を超えて速い意思決定のスピードが必要となり、挑戦課題があらゆる側面から発生してくるからだ。』



11:00:45
ユーロ恐慌

少し前の本になりますが、副島隆彦氏の著書「ユーロ恐慌」(欧州壊滅と日本)を読みましたので、まとめを書いておこうと思います。

「ユーロ恐慌」と題して、欧州発の金融危機を予測しておりますが、日本についてもけっこうなページを割いて書かれています。
本日は、「現役ファンドマネージャーの最先端レポート」と題した章から抜粋してみたいと思います。この方は、外資系金融法人で株式と債券のトレーディングを専門とするファンドマネージャーで、金融の戦場で20年以上、生き延びてきたと紹介されています。

まず、欧州の状況ですが、「ドイツの金融は強くない」と言及しています。
問題を生み出しているのは、TARGET2という銀行間の決済システムで、ここに欧州の各国の中央銀行だけでなく、1000行ほどの欧州の民間銀行も接続しています。つまり、ECBは欧州の銀行間決済をTARGET2に集めているというわけです。

このTARGET2で決済され、各国間で相殺できなかった債権・債務が増大しているのが問題だとしています。ドイツはEUで最大の債権国となっていますが、債権先のスペインなどはドイツへの代金(輸入)がきちんと払えていないのです。
スペインが債権者であるドイツにお金を払えていないために、債権が焦げ付いているともしています。つまり、不良債権となっているというわけです。

ECBにはユーロ参加国すべての国の中央銀行が出資しており、その中でドイツは資本総額の1/4以上を出資しています。このまま、TARGET2での資金決済が債務超過が続きますと、ドイツがECBの債務の1/4以上を被ることを意味します。
そのため、ドイツ連銀の財務基盤は非常に弱く、「国家の金融システム自体が脆弱になりつつある」という話が業界内で広がっているとのことです。

一方、日本について、日銀は金融緩和を継続していますが、日本国債のイールドカーブが7年目(2023年)から急に右肩上がりになっていると指摘しています。

『償還年限が7年の国債から金利が急に高くなっている。このことが何を意味しているのか。ことは重大である。「マイナス金利は、あと7年しかもたない」と、マーケットが見ていることを示しているのだ。経済学者やアナリストが予測しているのではない。マーケット自身が「マイナス金利は、あと7年しかもたない」と、無言のメッセージを発している。』

『今のマイナス金利政策はあと7年で限界を迎える。これは「日本経済の寿命は、あと7年である」と、マーケットがメッセージをだしているのだ。』



12:41:16
サイロエフェクト

ジリアン・テット氏の著書「サイロ・エフェクト」を読みましたので、まとめを記載しておこうと思います。

これは高度に複雑化した社会に対応するため、組織が専門家たちの縦割りの「サイロ」になり、その結果、変化に対応できなくなってしまったのです。その逆説を「サイロ・エフェクト」と表現しているとのことです。

本では「サイロ・エフェクト」の例を紹介しています。
我々にとっても一番わかりやすい例は、出井社長時のソニーです。出井氏はスイスのネスレ社の社外取締役になったときに、ネスレ社の事業運営がきわめてユニークであることに気がつき、ソニーにも導入したとのことです。

それは、巨大企業は単一の事業体ではなく、独立採算制の個別事業の集合体として経営する方が好ましいという考え方です。独立した事業ユニットを作ることで透明性や効率性を高め、責任の明確化が計れるという発想です。

専門性の高いサイロを作ることで少なくとも短期的には会社の効率化は進んだように思えたものの、ライバル会社だけでなく、社内の他の部門からも「身を守ろう」としてしまったのです。他の部門と斬新なアイデアを共有しなくなり、実験的なブレーンストーミングやすぐに利益を生まない長期投資も控えるようになってしまったというわけです。

そうした環境下で、コンシューマー・エレクトロニクス部門は「メモリースティック・ウォークマン」を、VAIOコンピューティング・グループは「VAIOミュージック・クリップ」を同時に開発していたのです。

両者は似たような製品で、顧客が「どちらを選択すればよいか?」迷うような選択肢を提供することになってしまったのです。このように縦割りが強く、同じ会社内でも情報が共有されないと、このように笑えない自体となるという例です。
そして、ソニー製品はアップルのiPodに負けてしまったのは周知の事実です。

上記のようにサイロがもたらす負の効果を紹介し、後半では実際にサイロを破壊して効果を上げた企業、事業体なども実例を挙げて紹介しています。

自分も考えさせられる本でした。細分化して、独立採算制にして、競争させれば全体としての売上も伸びるのか?と考えていましたが、まったく逆の結果でした。
いま、別の経営学の本を読んでいますが、情報やヒントが共有できないデメリットはかなり大きいようです。


08:52:27
株式会社の終焉

水野和夫氏の著諸「株式会社の終焉」を読みましたので、まとめを書いておこうと思います。これまで氏の著書を数冊読んで、ブログでもご紹介してきました。
個人的には、デフレといわれる時代がなぜ長く続いてきたのか?ということがはっきりと分かった気がしています。

今回は続編と言っても良い、株式会社の現状と将来について書いています。

1543年の「コペルニクス革命」で、宇宙と地球の空間が「無限」であると分かって以来、科学と技術を駆使して、無限に広がる地球を開発する時代となり、「無限空間」を猛スピードで前へ進んで(経済成長を優先して)きた結果、一人あたりの生活水準は飛躍的に向上しましたが、20世紀末になると、地球が「有限」になったことが明らかになり、成長は終わったというわけです。

組織の形態も時代によって大きく変わってきました。巨額の資本調達に迫られた企業家や高いリターンを求める資本家に株式会社という形態が選ばれてきました。

現在の株式会社が主流となったのは、近代、とりわけ19世紀半ば以降の「鉄道と運河の時代」ですが、そのわずか100年あまり後の1970年代には近代システムがおかしくなってきたと述べています。ニクソンショックや2度にわたる石油危機とイラン・イスラム、ベトナム戦争における米国の事実上の敗北など、近代が前提としていたことが次々と崩壊したのです。

株式会社は、「無限空間」を前提として、初めて利潤極大化が可能ですが、「蒸気機関」の延長線上にあるIT革命とアフリカまで到達しようとしているグローバリゼーションで、21世紀は「閉じた地球」となったのです。

「無限空間」を前提にした近代が「有限空間」に直面すると、成長(近代)それ自体が収縮(反近代)を生むようになります。ドイツや日本の自動車産業の燃費競争における不正や日本の家電産業の不正会計がその表れです。

近代においては、自動車産業と電気機械産業は特別の産業でした。「鉄道と運河」の時代に実現した「より遠く」は、自動車の出現によって、個人レベルの「より遠く」、「より速く」の欲求の実現へと進んでいったのです。さらに、家電産業は、個人に「より合理的に」を付加してくれました。最初はTV、そして次にPC、最近ではスマホが、どこに行けば何があるかを教えてくれます。
その2つの産業は、個々人が自由に欲求を追求していくことが認められる民主主義の時代にあって、それをかなえてくれる特別な産業となったのです。

そして、日本とドイツという、その産業においてもっとも成功を収めた特別な国(マイナス利回りの国)で、不正事件が起きた。これは近代の限界を示す、なによりの証拠だと述べています。

つまり、これ以上は成長できない限界まで来ているのに、株主などからの突き上げで、さらなる成長や配当金の増額を要求され、あとは不正をしないと目標値が達成できない状況まで追い込まれているとも考えられます。

上記のように、グローバル大企業が法律違反をしてまで利益を得ようとすれば、もはや秩序が保たれず、正義のないことになるのです。巨額の損失と企業リストラを招来させてしまう点で社会に有害な存在でしかないとも言及しています。

世界的な不況からの脱出にはイノベーションが必要だと述べる人もいます。
ところが、売上(アウトプット)にコスト(インプット)が見合わなくなって来ており、経済合理性がイノベーションにおいても破綻しているとのことです。

では、われわれはどう考えればよいのでしょうか?
「あとがき」で、氏は下記のように書いています。

『あらゆる思考のベースを、近代システムのベースである「より速く、より遠く、より合理的に」から、「よりゆっくり、より近く、より寛容に」していくことです。

これを株式会社に当てはめれば、毎年毎年、増益計画を立てるのではなく、減収計画で十分だということです。資本を「過剰」なまでに蓄積して「より速く」行動することは、将来の不良債権を積み上げていることに等しいからです。
いまや、あらゆるモノ、そして資本が「過剰・飽満・過多」となったため、「供給みずから不良債権をつくる」ようになったのです。

「より近く」を株式会社に当てはめれば、現金配当をやめることです。
そうすれば、地球の裏側からは株主はやってこなくなります。経営者は、「もっと配当を」と叫ぶ株主の要求にいかに応えるかなどと、短期的なことに頭を悩ますことなく「ゆっくり」考えることができます。

空間が「無限」になることによって株式会社が誕生したわけですから、それが「閉じ」れば、株式会社も閉じるのが自然の成り行きです。』



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プロフィール

じん

  • Author:じん
  • 筆者(じん)は大学卒業後、小さな会社をやるかたわらで投資をスタート。
    投資で儲けたお金でおいしい食事とワインを飲む日々を目指して・・・。
    引退後は投資の利息で悠々自適生活を目論んでいるが・・・。

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