2009/07/12
21:20:17

少し前になりますが、「食品の裏側」(安部司著)という本をご紹介したことがありました。今回、「スーパーの裏側」(川岸宏和著)という本が書店にありましたので、購入してみました。
「食品の裏側」では副題の「みんなが大好き食品添加物-知れば怖くて食べられない」という通り、”知ってしまった”自分の食生活はがらりと変わりました。
今回の「スーパーの裏側」ではスーパーマーケットで実際には食材がどう扱われているのか?という経緯や卵の不思議などが興味深く書かれております。
特に興味深いのは、余った肉は次の日にトンカツに、それでも余ればまた次の日にカツ丼にと、どんどん賞味期限の偽装延長が行われていく経緯です。
この賞味期限というものもいい加減で、適当に付けるのだそうです。
ただし、我々は賞味期限はそうだろうけれど、製造年月日は大丈夫だろうと思っていましたよね。それも見事に裏切られているのです。
刺し身などの製造時刻は
・本当に魚を切った時刻
・トレイに盛った時刻
・トレイのフタをした時刻
・ラベルを貼った時刻
のどれでもいいのです。こんないい加減なものはありません。
それでしたら、「ラベルを貼った時刻」にしますよね。
卵の話に話題を変えますと、自分も含め皆さんも買ってきたら冷蔵庫で保管しますよ。ただ、不思議なことに売っているスーパーによっては常温で売っていたりしませんか?これを読んだ時に「そうそう」って思いました。
「なぜなんだろう」?と・・・。
卵はサルモネラ菌によるサルモネラ中毒を避ける為、常温で保存してはいけないとのことです。こうした温度管理きちんとしているのがなんとコンビニだそうです。
そういわれればコンビニの卵は冷蔵で運ばれてくる時も冷蔵ですよね。この本を読んで以来、卵はコンビニで買うようになりました。(ベジタリアン転向前)
この本は色々と普段疑問に思っていることや「あーそうだったんだ」ということが多く書かれております。
食の安全に興味が有る方は一度読んでみるのも面白いと思います。
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