2011/01/31
11:20:07
年末に「もっと良いポートフォリオはないのか?」シリーズとして5回、今年に入り「MF系ファンドのパフォーマンス比較」として6回の特集を組んできました。
これは以前も話をしましたが、「ADPのパフォーマンスが思ったほど伸びていないのではないか? 安定的にパフォーマンスを上昇させていくポートフォリオはないのか?」ということを考えていました。
きっと皆さまも同じ気持だったのではないでしょうか。
これはある意味、投資家にとっての永遠のテーマと言えるのかもしれません。
今回はこのシリーズの現時点(2011年)のまとめとして、前回企画と同じ2005年年末〜2010年年末までの5年間のデータを利用して、月毎のパフォーマンス・ボラティリティの動きを見てみることにしました。
ちなみに、年末企画の時には2008年〜2010年のデータを年毎にみてきたので、あまり細かい動き・流れにまで踏み込んでおらず、パフォーマンスの違いとおおよそのブレが分かる程度でした。
今回は、さらに踏み込んで「ADPを全額解約して、想定ポートフォリオに乗り換えた場合」と年末企画のように「ADPを半分解約して想定ポートフォリオに乗り換えた場合」の2つも比較対象に加えることにしました。
ADPを超えるパフォーマンス、ADPを超える安定性を目指すというのがこのポートフォリオの目標です。
自分がADPに投資を開始する前に聞いていたのは、「ADPの想定年利は18%程度」ということでした。
つまり、この検討の中で2005年末をスタート(100%)とすると2010年末には18%×5=90%、すなわち190%になるのが目標となります。
一方、ボラティリティを低くするためには、Brandeaux Student Accommodation Fund(以下 Brandeauxと略)のように非常に安定的なファンドを多く組み入れる必要があるのです。しかしながら、それをするとパフォーマンスはそのファンドに引っ張られることにり、190%という目標を達成できません。
そこで参考にしたのは「MF系ファンドのパフォーマンス比較」シリーズでもご紹介しましたが、Tulipはレバレッジ2倍のADPに、そしてDighton ASPおよびIQSはレバレッジ3倍のADPと近似した動きをしているという検証結果でした。
つまり、図らずも年末の想定ポートフォリオにおけるファンド選択が悪くない設定だったことが証明されたのです。
ADP並のパフォーマンスを実現するために、ADPの3倍のレバレッジと近似したパフォーマンスをみせたDighton ASPを1/3、ボラティリティを低減するために安定的なBrandeauxを2/3というのは理想的なポートフォリオであることを再発見したのです。
では、こうしたことを踏まえて頭の体操3はスタートします。
(続く)
これは以前も話をしましたが、「ADPのパフォーマンスが思ったほど伸びていないのではないか? 安定的にパフォーマンスを上昇させていくポートフォリオはないのか?」ということを考えていました。
きっと皆さまも同じ気持だったのではないでしょうか。
これはある意味、投資家にとっての永遠のテーマと言えるのかもしれません。
今回はこのシリーズの現時点(2011年)のまとめとして、前回企画と同じ2005年年末〜2010年年末までの5年間のデータを利用して、月毎のパフォーマンス・ボラティリティの動きを見てみることにしました。
ちなみに、年末企画の時には2008年〜2010年のデータを年毎にみてきたので、あまり細かい動き・流れにまで踏み込んでおらず、パフォーマンスの違いとおおよそのブレが分かる程度でした。
今回は、さらに踏み込んで「ADPを全額解約して、想定ポートフォリオに乗り換えた場合」と年末企画のように「ADPを半分解約して想定ポートフォリオに乗り換えた場合」の2つも比較対象に加えることにしました。
ADPを超えるパフォーマンス、ADPを超える安定性を目指すというのがこのポートフォリオの目標です。
自分がADPに投資を開始する前に聞いていたのは、「ADPの想定年利は18%程度」ということでした。
つまり、この検討の中で2005年末をスタート(100%)とすると2010年末には18%×5=90%、すなわち190%になるのが目標となります。
一方、ボラティリティを低くするためには、Brandeaux Student Accommodation Fund(以下 Brandeauxと略)のように非常に安定的なファンドを多く組み入れる必要があるのです。しかしながら、それをするとパフォーマンスはそのファンドに引っ張られることにり、190%という目標を達成できません。
そこで参考にしたのは「MF系ファンドのパフォーマンス比較」シリーズでもご紹介しましたが、Tulipはレバレッジ2倍のADPに、そしてDighton ASPおよびIQSはレバレッジ3倍のADPと近似した動きをしているという検証結果でした。
つまり、図らずも年末の想定ポートフォリオにおけるファンド選択が悪くない設定だったことが証明されたのです。
ADP並のパフォーマンスを実現するために、ADPの3倍のレバレッジと近似したパフォーマンスをみせたDighton ASPを1/3、ボラティリティを低減するために安定的なBrandeauxを2/3というのは理想的なポートフォリオであることを再発見したのです。
では、こうしたことを踏まえて頭の体操3はスタートします。
(続く)
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