2011/05/12
13:30:01
自分が以前からきちんとしたライフセツルメント系のファンドの筆頭格として頭の中に描いていたEEA Life settlements Fundに比較対象として登場してもらいましょう。
まず、下記がTraded Policies Fundのファンドサイズに関する数字が書かれていると思われる部分です。

なぜ、このような言い方をしたかというとファンドサイズに関する数字がないのです。
比較対象のEEA Life settlements Fundの数字を下記に表示します。このデータも20011年4月の同ファンドのファクトシートの一部抜粋です。

Tradedの一番上の数字の$196,823,670というのは保険証券の総価額(額面金額の総和)となります。これは、保険証券の平均価額×保険証券の総数=保険証券の総価額で算出されます。つまり、$676,370×291=$196,823,670となります。
これと同じものがEEAでは左側2番目のTotal Sum Assured circaですね。これが保険証券の総価額となります。
US$1,540,633,984ですね。それでは、その上のFund size circaとは何でしょう?
これこそがファンドサイズになります。
ファンド会社は割引いて保険証券を購入しておりますので、その割引して購入した総額が記載されているのです。
これがファンドサイズとなります。それが、EEAの場合にはUS$968,000,000となるわけです。
968,000,000÷1,540,633,984=0.628 つまり、62.8%で購入しているということになります。
ところが、Traded Policies Fundはきちんと明示していないのです。これを明示していないというのも怪しいです。この数字を記載してしまうとどのくらいの割引額が購入したのか分かってしまうので、あえて書いていないということも想像できます。
以前のブログで「Tradedは、満期までの期間が長い生命保険を集めているらしいと。これはファンド会社には有利ではありません。なぜなら、ファンドへの入金に時間がかかるからです。
それをかなりのディスカウントで集めているのではないのかという推測です。」と書きました。
もしかしたら、そうしたことを明らかにしないことで上記のような状況をさとられないようにしているのかもしれません。これを明らかにするとかなりのディスカウントで購入していた場合にバレますからね。
話はもどり、EEAは62.8%の割引率で保険証券を購入しているということが分かりました。仮に、Trededも同じ割引率で生命保険を購入していると仮定してファンドサイズを比較してみます。
Tradedは$196,823,670×0.628=123,605,265となります
EEA Life settlements Fund $968,000,000
Traded Policies Fund $123,605,265
$968,000,000÷$123,605,265=7.83 つまり、ファンドサイズが7.83倍も違う予想となります。
これに反論する方がいるかも知れません。「割引額が記載されていないのに、どうしてそういったことが言えるのか?」と言うかもしれません。
そういった方のためにあえて、EEAには不利ですが、Tradedの方は額面数字の$196,823,670を使用してみます。
$968,000,000÷$196,823,670=4.92となります。この不利な計算でも約5倍の差があるのです。
(続く)
まず、下記がTraded Policies Fundのファンドサイズに関する数字が書かれていると思われる部分です。

なぜ、このような言い方をしたかというとファンドサイズに関する数字がないのです。
比較対象のEEA Life settlements Fundの数字を下記に表示します。このデータも20011年4月の同ファンドのファクトシートの一部抜粋です。

Tradedの一番上の数字の$196,823,670というのは保険証券の総価額(額面金額の総和)となります。これは、保険証券の平均価額×保険証券の総数=保険証券の総価額で算出されます。つまり、$676,370×291=$196,823,670となります。
これと同じものがEEAでは左側2番目のTotal Sum Assured circaですね。これが保険証券の総価額となります。
US$1,540,633,984ですね。それでは、その上のFund size circaとは何でしょう?
これこそがファンドサイズになります。
ファンド会社は割引いて保険証券を購入しておりますので、その割引して購入した総額が記載されているのです。
これがファンドサイズとなります。それが、EEAの場合にはUS$968,000,000となるわけです。
968,000,000÷1,540,633,984=0.628 つまり、62.8%で購入しているということになります。
ところが、Traded Policies Fundはきちんと明示していないのです。これを明示していないというのも怪しいです。この数字を記載してしまうとどのくらいの割引額が購入したのか分かってしまうので、あえて書いていないということも想像できます。
以前のブログで「Tradedは、満期までの期間が長い生命保険を集めているらしいと。これはファンド会社には有利ではありません。なぜなら、ファンドへの入金に時間がかかるからです。
それをかなりのディスカウントで集めているのではないのかという推測です。」と書きました。
もしかしたら、そうしたことを明らかにしないことで上記のような状況をさとられないようにしているのかもしれません。これを明らかにするとかなりのディスカウントで購入していた場合にバレますからね。
話はもどり、EEAは62.8%の割引率で保険証券を購入しているということが分かりました。仮に、Trededも同じ割引率で生命保険を購入していると仮定してファンドサイズを比較してみます。
Tradedは$196,823,670×0.628=123,605,265となります
EEA Life settlements Fund $968,000,000
Traded Policies Fund $123,605,265
$968,000,000÷$123,605,265=7.83 つまり、ファンドサイズが7.83倍も違う予想となります。
これに反論する方がいるかも知れません。「割引額が記載されていないのに、どうしてそういったことが言えるのか?」と言うかもしれません。
そういった方のためにあえて、EEAには不利ですが、Tradedの方は額面数字の$196,823,670を使用してみます。
$968,000,000÷$196,823,670=4.92となります。この不利な計算でも約5倍の差があるのです。
(続く)
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