2011/06/16
17:02:22
ロイター情報によりますと
「ギリシャをトリプルCに格下げ、デフォルトの可能性高まる=S&P
スタンダード&プアーズ(S&P)は13日、ギリシャの長期信用格付けを従来の「B」から3段階引き下げ「CCC」とし、債務再編が行われる公算は大きく、その場合デフォルト(債務不履行)と判断すると述べた。
トリプルCは世界各国の格付けのなかでも最低水準。格付け見通しは「ネガティブ」とし、今後12─18カ月以内にさらに格下げする可能性を示唆した。短期格付けは「C」に据え置いた。
S&Pは声明で、ギリシャの債務再編について、民間部門を伴い、債務交換もしくは既存債務の償還延長を通じて行われる可能性が徐々に高まっているもようだと指摘した。
「われわれの見方では、そうした手続きはリファイナンスされる債務と比較して、一層好ましくない状況となる公算が大きく、S&Pの公表基準に従い、事実上のデフォルトとみなすことになる」と述べた。
またその場合のギリシャの信用格付けの判定は「選択的デフォルト(SD)」で、債務に関する格付けは「D」になるとした。」とのことです。
15日のニューヨーク株式市場は、ギリシャの債務問題を巡る混乱を嫌気した売りで、ほぼ全面安のようです。
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが15日、ギリシャの債務危機に対する銀行のエクスポージャーを理由に、フランスの大手3銀行の格付けを引き下げ方向で見直す方針を示したことも、投資家の心理に影響を与えていると思われます。
財政危機にあるギリシャでは、パパンドレウ首相が辞任の意向を表明したと伝わり、政府の緊縮財政策に対する国民の抗議行動も激化し、同国の債務問題解決には時間がかかるとの警戒感が急速に広がっているとの情報もあります。
いよいよ、ユーロの問題も米国の債務問題も待ったなしになってきました。今後も注視していく必要がありそうです。
「ギリシャをトリプルCに格下げ、デフォルトの可能性高まる=S&P
スタンダード&プアーズ(S&P)は13日、ギリシャの長期信用格付けを従来の「B」から3段階引き下げ「CCC」とし、債務再編が行われる公算は大きく、その場合デフォルト(債務不履行)と判断すると述べた。
トリプルCは世界各国の格付けのなかでも最低水準。格付け見通しは「ネガティブ」とし、今後12─18カ月以内にさらに格下げする可能性を示唆した。短期格付けは「C」に据え置いた。
S&Pは声明で、ギリシャの債務再編について、民間部門を伴い、債務交換もしくは既存債務の償還延長を通じて行われる可能性が徐々に高まっているもようだと指摘した。
「われわれの見方では、そうした手続きはリファイナンスされる債務と比較して、一層好ましくない状況となる公算が大きく、S&Pの公表基準に従い、事実上のデフォルトとみなすことになる」と述べた。
またその場合のギリシャの信用格付けの判定は「選択的デフォルト(SD)」で、債務に関する格付けは「D」になるとした。」とのことです。
15日のニューヨーク株式市場は、ギリシャの債務問題を巡る混乱を嫌気した売りで、ほぼ全面安のようです。
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが15日、ギリシャの債務危機に対する銀行のエクスポージャーを理由に、フランスの大手3銀行の格付けを引き下げ方向で見直す方針を示したことも、投資家の心理に影響を与えていると思われます。
財政危機にあるギリシャでは、パパンドレウ首相が辞任の意向を表明したと伝わり、政府の緊縮財政策に対する国民の抗議行動も激化し、同国の債務問題解決には時間がかかるとの警戒感が急速に広がっているとの情報もあります。
いよいよ、ユーロの問題も米国の債務問題も待ったなしになってきました。今後も注視していく必要がありそうです。
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