2012/03/05
12:14:05

Winton Futures Fundの2012年2月の成績をお伝え致します。
今年に入り、1月は+0.63%でしたが、2月は-0.82%(概算値)と4ヶ月ぶりのマイナスを記録しています。
セクター別の成績としてはエネルギー・株式指数でプラスをだしたものの、為替・債券・農産物でのマイナスを帳消しに出来なかったというのが2月の成績に現れた結果となっています。
Tulipは為替で稼いだのに対して、Wintonは為替で損失したという興味深い結果となったようです。
ただし、あえて心配な点を述べれば、2011年12月時点のMF運用資産残高ランキング(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の資料より)を見るとWinton Capitalが1位で277億ドルとなっております。
2位のMan AHLは196億ドル、3位のブルークレスト130億ドル、4位はトランストレンド72億ドルとなっています。
20011年6月の同資料を見てみますと、1位はMan AHLで225億ドル、2位がWintonで221億ドルとなっています。
つまり、好調な運用成績を反映してWintonが運用残高を急激に増やしている(56億ドル)のに対して、Manはここ数年不調であるが故に、同期間で29億ドルの運用資産を減らしていることが分かります。
こうなってくるとだんだん心配になってくるのはWintonの動きで相場が左右されてしまうのではないかという問題です。そうなるとそれに気を使わざるをえず、パフォーマンスが低下してくるのではないかという危惧です。
これについても、セミナー終了後に三菱UFJの担当者に聞いてみました。
「現時点では需給関係を考慮して取引しているとのことで問題がない」と言っていましたが、「今後さらなる資金流入があった場合には、新規投資受付停止などの可能性も否定できない」とのことでした。
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