2012/05/29
13:38:26
ロイターによりますと
『28日のユーロ圏金融・債券市場では、スペイン国債の利回りが上昇し、対独連邦債利回り格差はユーロ導入後の最高水準に達した。スペイン銀行セクターへの支援コスト増大が見込まれる中、同国の国債利回りは一段と上昇する公算が大きい。
スペイン政府筋はロイターに対し、経営難に陥った大手銀行バンキア<BKIA.MC>を救済するため、当局が同行の株式と引き換えに政府債発行を通じた公的資金投入を行う可能性があると明らかにした。資金繰りの悪化した他の銀行の支援に同様の手法を用いる可能性もあるとしており、政府によるこうした負担は、既に持続不可能な水準にある借り入れコストのさらなる上昇を招く恐れがある。
スペインのラホイ首相は銀行セクターの問題への対処で外部支援は必要ないとしている。しかし、アナリストはスペインが支援要請に追い込まれる時期は遠くないとみており、スペイン国債の利回りはギリシャのユーロ離脱リスクをめぐる懸念に関わらず上昇すると予想している。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のユーロ圏担当エコノミスト、シルビオ・ペルッツォ氏は「(スペインでは)銀行が引き続き困難に直面する見通しで、政府に関しても財政再建目標の達成を確信できる状況には程遠い」と述べた。その上で「市場は利回りを押し上げ続け、スペインは何らかの外部支援要請を迫られるだろう」との見方を示した。
スペイン10年債利回りは19ベーシスポイント(bp)上昇の6.53%と、2011年11月以来の高水準に達した。
独連邦債との利回り格差は515bpに拡大し、ユーロ導入以降で最大となった。
ギリシャでは26日に公表された各種世論調査で緊縮派が支持率を伸ばし、政権樹立に必要な定数確保が可能な水準となった。しかし、6月17日の再選挙を前に独連邦債の価格が大きく下落するとみる向きはほとんどいない。
この日の取引では、独連邦債先物は12ティック高の144.35と、前週つけた過去最高の144.55に迫った。』とのことです。
昨日のブログ「ユーロの憂鬱」でもスペイン危機の問題を取り上げましたが、段々と危機感が上昇しつつあるようです。
『28日のユーロ圏金融・債券市場では、スペイン国債の利回りが上昇し、対独連邦債利回り格差はユーロ導入後の最高水準に達した。スペイン銀行セクターへの支援コスト増大が見込まれる中、同国の国債利回りは一段と上昇する公算が大きい。
スペイン政府筋はロイターに対し、経営難に陥った大手銀行バンキア<BKIA.MC>を救済するため、当局が同行の株式と引き換えに政府債発行を通じた公的資金投入を行う可能性があると明らかにした。資金繰りの悪化した他の銀行の支援に同様の手法を用いる可能性もあるとしており、政府によるこうした負担は、既に持続不可能な水準にある借り入れコストのさらなる上昇を招く恐れがある。
スペインのラホイ首相は銀行セクターの問題への対処で外部支援は必要ないとしている。しかし、アナリストはスペインが支援要請に追い込まれる時期は遠くないとみており、スペイン国債の利回りはギリシャのユーロ離脱リスクをめぐる懸念に関わらず上昇すると予想している。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のユーロ圏担当エコノミスト、シルビオ・ペルッツォ氏は「(スペインでは)銀行が引き続き困難に直面する見通しで、政府に関しても財政再建目標の達成を確信できる状況には程遠い」と述べた。その上で「市場は利回りを押し上げ続け、スペインは何らかの外部支援要請を迫られるだろう」との見方を示した。
スペイン10年債利回りは19ベーシスポイント(bp)上昇の6.53%と、2011年11月以来の高水準に達した。
独連邦債との利回り格差は515bpに拡大し、ユーロ導入以降で最大となった。
ギリシャでは26日に公表された各種世論調査で緊縮派が支持率を伸ばし、政権樹立に必要な定数確保が可能な水準となった。しかし、6月17日の再選挙を前に独連邦債の価格が大きく下落するとみる向きはほとんどいない。
この日の取引では、独連邦債先物は12ティック高の144.35と、前週つけた過去最高の144.55に迫った。』とのことです。
昨日のブログ「ユーロの憂鬱」でもスペイン危機の問題を取り上げましたが、段々と危機感が上昇しつつあるようです。
スポンサーサイト