2012/08/13
10:02:43
先日のブログでWinton Futures Fundが1万ドルから購入できるということを書きましたところ、いくつかお問い合わせを頂きましたので、少し考えてみましょう。
この会社はWintonだけではなく、幾つかの”いわゆるブランドと言われるファンド”の小口化をしております。
仮に、これを自分が始めたとしましょう。Wintonが100万ドルからですので、自分名義で100人の友人を集めて投資したとします。そうなると1人の投資額は1万ドルとなりますよね。
ただし、友人の中には「お金を集めて持ち逃げするのではないか?」とか、「本当は購入していないのに、お金だけ集めているのではないか?」などと考える人もいると思います。
つまり、自分が持ち逃げできないように、信託銀行のようなところに預けて、自分はお金に触れないようにする必要があるのと、本当に購入しているのかということを証明したり、取引などがきちんと行われているかどうかをチェックする外部の機関に委託して監査をしてもらう必要が出てくるのですね。
こうしたことがきちんと行われていなかったのは、皆さんもご存知のマドフ・ファンドでした。結局、詐欺事件になりました。
つまり、小口化は出来るのですが、詐欺などのリスクを防ぐためにコストが発生してくるという訳です。
こうしたコストでWintonの小口ファンドの場合には、年間4〜5%程度掛かるようです。つまり、本家Wintonの年間のパフォーマンスから4〜5%程度低くなると考えると良いと思います。
後は、初期投資手数料が5%と聞いております。これはあまり差はないかもしれません。
ここからが本題ですが、1万ドルから投資をできるということは、残りのお金を他のファンドに分散投資が出来ると考えることが出来ます。
ここでまた少し頭の体操をしてみましょう。
仮に、Wintonの最低投資額が10万ドルだった(3/31まではそうでした)としましょう。10万ドル全部をWintonに投資をするという選択肢もあります。
全額をWintonに投資した場合のパフォーマンスは、2009年が-4.63%、2010年は+14.64%、そして2011年は+6.29%でした。
次に、小口Wintonに5万ドル、残り5万ドルを訴訟対策ファンドのケンタウルスに投資をしたとしましょう。
(ケンタウルスは年利12%として、訴訟案件は全て敗訴したとして考えます)
まず、同じ時期の小口Wintonのパフォーマンスは、2009年が-9.35%、2010年が+9.82%、2011年が-0.72%でした。やはり、本家のWintonとは前述のように4〜5%程度のパフォーマンスの差はありますね。
このポートフォリオとしては、どうでしょうか。単純計算ですが、2009年は+1.33%、2010年は+10.91%、そして2011年は+5.64%となります。
Winton単独で投資をしていた場合の単純合計は16.3%、このポートフォリオの場合には17.88%となります。
以前のWintonのようにマイナスの年が殆ど無いという状況であれば別ですが、そうではないような現時点ではケンタウルスのような安定型のファンドと小口Wintonを組み合わせるのは悪くないと思われます。
また、こうした組み合わせは、ポートフォリオのボラティリティ(ブレ)を安定させるだけではなく、投資手法も分散できること、仮に組み合わせる安定型ファンドの投資通貨を変えることで、通貨の分散もできます。
上記のように考えますと、小口Wintonも活用方法があると思われますが、いかがでしょうか。ただし、欲を言うと本家との差が3%程度だとなおありがたいですね。
この会社はWintonだけではなく、幾つかの”いわゆるブランドと言われるファンド”の小口化をしております。
仮に、これを自分が始めたとしましょう。Wintonが100万ドルからですので、自分名義で100人の友人を集めて投資したとします。そうなると1人の投資額は1万ドルとなりますよね。
ただし、友人の中には「お金を集めて持ち逃げするのではないか?」とか、「本当は購入していないのに、お金だけ集めているのではないか?」などと考える人もいると思います。
つまり、自分が持ち逃げできないように、信託銀行のようなところに預けて、自分はお金に触れないようにする必要があるのと、本当に購入しているのかということを証明したり、取引などがきちんと行われているかどうかをチェックする外部の機関に委託して監査をしてもらう必要が出てくるのですね。
こうしたことがきちんと行われていなかったのは、皆さんもご存知のマドフ・ファンドでした。結局、詐欺事件になりました。
つまり、小口化は出来るのですが、詐欺などのリスクを防ぐためにコストが発生してくるという訳です。
こうしたコストでWintonの小口ファンドの場合には、年間4〜5%程度掛かるようです。つまり、本家Wintonの年間のパフォーマンスから4〜5%程度低くなると考えると良いと思います。
後は、初期投資手数料が5%と聞いております。これはあまり差はないかもしれません。
ここからが本題ですが、1万ドルから投資をできるということは、残りのお金を他のファンドに分散投資が出来ると考えることが出来ます。
ここでまた少し頭の体操をしてみましょう。
仮に、Wintonの最低投資額が10万ドルだった(3/31まではそうでした)としましょう。10万ドル全部をWintonに投資をするという選択肢もあります。
全額をWintonに投資した場合のパフォーマンスは、2009年が-4.63%、2010年は+14.64%、そして2011年は+6.29%でした。
次に、小口Wintonに5万ドル、残り5万ドルを訴訟対策ファンドのケンタウルスに投資をしたとしましょう。
(ケンタウルスは年利12%として、訴訟案件は全て敗訴したとして考えます)
まず、同じ時期の小口Wintonのパフォーマンスは、2009年が-9.35%、2010年が+9.82%、2011年が-0.72%でした。やはり、本家のWintonとは前述のように4〜5%程度のパフォーマンスの差はありますね。
このポートフォリオとしては、どうでしょうか。単純計算ですが、2009年は+1.33%、2010年は+10.91%、そして2011年は+5.64%となります。
Winton単独で投資をしていた場合の単純合計は16.3%、このポートフォリオの場合には17.88%となります。
以前のWintonのようにマイナスの年が殆ど無いという状況であれば別ですが、そうではないような現時点ではケンタウルスのような安定型のファンドと小口Wintonを組み合わせるのは悪くないと思われます。
また、こうした組み合わせは、ポートフォリオのボラティリティ(ブレ)を安定させるだけではなく、投資手法も分散できること、仮に組み合わせる安定型ファンドの投資通貨を変えることで、通貨の分散もできます。
上記のように考えますと、小口Wintonも活用方法があると思われますが、いかがでしょうか。ただし、欲を言うと本家との差が3%程度だとなおありがたいですね。
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