2012/09/26
12:20:35
訴訟対策ファンド勉強会まとめの続きになります。
「15%の金利はどうやって確保しているのでしょうか?」・・・ということでしたね。
これには、幾つか前のシリーズから登場している「プリマシーカンパニー」が関与してきます。プリマシーカンパニーを通じて、大口投資家(最低投資額400万GBPより投資可能)が15%の金利部分を担保してくれるというスキームになっています。
今回の案件でも既に入金(8月に募集終了)されていて、香港の分別口座に信託されています。つまり、我々の15%×3年分の金利は既に現金が用意されているということです。
しかし、プリマシーカンパニーには、なぜ大口投資家が投資をするのでしょうか?
それは・・・勝訴した時に半分は原告が持っていきます。残りの経費などを引いて、多くはプリマシーカンパニーが持っていくというスキームになっているからです。つまり、我々の金利15%は”刺身のつま”といっても良いのかもしれません。我々にも少しは成功ボーナス的に来ますが・・・・。
刺身はプリマシーカンパニーで、我々は”つま”という訳です。
しかし、”つま”の報酬が15%でも我々にとっては悪くないと思います。なぜなら、敗訴した場合にはプリマシーカンパニーには、一銭も入らないからです。
今年のように1勝3敗という成績では、次回のプリマシーカンパニーへの投資が集まらないかもしれません。
そうなった場合には、次回のケンタウルスの募集はないということになると思います。そうならないように、ファンドとしては役員を変更し、案件を精査する部隊を強化する対策を取ったとのことでした。
プリマシーカンパニーの投資は、ハイリスク・ハイリターンということになります。我々は、比較的ローリスク・ミドルリターンくらいでしょうか。こうしてお互いが棲み分けをしているのです。
次に、投資家の利益はどうなるのかという話です。
15%の金利が1年ごとに支払われ、3年後の満期時に元本と15%の金利が支払われるということになります。この金利分は既に香港の別口座に現金で信託されていると書きましたね。
今回から違うのは、この後の部分です。今までは投資家ごとに案件が違っていて、その勝敗でパフォーマンスにも違いがあるというスキームでした。該当案件が勝訴した場合には、勝利ボーナスが20%程度もらえるということでした。
ところが、今回はファンド形式で全員に同じ案件が割り当てられるということになります。ファンド側に返金用の別口座が用意されていて、勝訴した場合のボーナスなどはそこにプールされていくということになります。
そして、満期時に元本に上乗せされて、各投資家に配分されるという方式に変更されたのです。
リスクについても考えてみましょう。
1つは昨日のブログでも書きましたATE保険が効かない状態になるリスクです。
これは昨日のブログを見て頂くと分かると思います。そして、2つめは流動性リスクです。
このファンドは、基本的に3年間は解約不可能だと思って投資をすることが必要です。投資後1年経過度後にペナルティを払えば、投資元本の20%から80%の金額を中途解約可能ですが、それは非常事態用と考えておいた方が良いと思います。
「15%の金利はどうやって確保しているのでしょうか?」・・・ということでしたね。
これには、幾つか前のシリーズから登場している「プリマシーカンパニー」が関与してきます。プリマシーカンパニーを通じて、大口投資家(最低投資額400万GBPより投資可能)が15%の金利部分を担保してくれるというスキームになっています。
今回の案件でも既に入金(8月に募集終了)されていて、香港の分別口座に信託されています。つまり、我々の15%×3年分の金利は既に現金が用意されているということです。
しかし、プリマシーカンパニーには、なぜ大口投資家が投資をするのでしょうか?
それは・・・勝訴した時に半分は原告が持っていきます。残りの経費などを引いて、多くはプリマシーカンパニーが持っていくというスキームになっているからです。つまり、我々の金利15%は”刺身のつま”といっても良いのかもしれません。我々にも少しは成功ボーナス的に来ますが・・・・。
刺身はプリマシーカンパニーで、我々は”つま”という訳です。
しかし、”つま”の報酬が15%でも我々にとっては悪くないと思います。なぜなら、敗訴した場合にはプリマシーカンパニーには、一銭も入らないからです。
今年のように1勝3敗という成績では、次回のプリマシーカンパニーへの投資が集まらないかもしれません。
そうなった場合には、次回のケンタウルスの募集はないということになると思います。そうならないように、ファンドとしては役員を変更し、案件を精査する部隊を強化する対策を取ったとのことでした。
プリマシーカンパニーの投資は、ハイリスク・ハイリターンということになります。我々は、比較的ローリスク・ミドルリターンくらいでしょうか。こうしてお互いが棲み分けをしているのです。
次に、投資家の利益はどうなるのかという話です。
15%の金利が1年ごとに支払われ、3年後の満期時に元本と15%の金利が支払われるということになります。この金利分は既に香港の別口座に現金で信託されていると書きましたね。
今回から違うのは、この後の部分です。今までは投資家ごとに案件が違っていて、その勝敗でパフォーマンスにも違いがあるというスキームでした。該当案件が勝訴した場合には、勝利ボーナスが20%程度もらえるということでした。
ところが、今回はファンド形式で全員に同じ案件が割り当てられるということになります。ファンド側に返金用の別口座が用意されていて、勝訴した場合のボーナスなどはそこにプールされていくということになります。
そして、満期時に元本に上乗せされて、各投資家に配分されるという方式に変更されたのです。
リスクについても考えてみましょう。
1つは昨日のブログでも書きましたATE保険が効かない状態になるリスクです。
これは昨日のブログを見て頂くと分かると思います。そして、2つめは流動性リスクです。
このファンドは、基本的に3年間は解約不可能だと思って投資をすることが必要です。投資後1年経過度後にペナルティを払えば、投資元本の20%から80%の金額を中途解約可能ですが、それは非常事態用と考えておいた方が良いと思います。
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