2013/02/04
10:35:30
2/3に皆さんと一緒に勉強した幾つかのファンドを自分なりにまとめてみました。
本日は自分も注目をしていたKIJANI Commodity Fund(キジャニ・コモディティ・ファンド)からです。

昨年から注目をしていましたコモディティ系のファンドですが、KIJANIのホームページからパンフレットを入手することは可能です。
しかしながら、パンフレットからはイマイチ内容的にはどういった構成でこのファンドが成り立っているのかが明確には見えて来なかったのです。
そこで、勉強会で十分に知識を整理してからご紹介しようと思っておりました。
今回良く理解できましたので、ブログでご紹介することにしました。
まず、このファンドの基本は裁定取引といった成り立ちではなく、ビジネスファンドです。非常に簡単に言ってしまいますと「アフリカの奥地にファンドマネージャーが出向き、比較的小規模な金鉱山(大きいところは既に大手と契約があるため)を訪ね安価で金を買う契約をし、それを市場価格で売る」ということに尽きます。それの繰り返しです。
要約すると上記のような立て付けになっているのですが、これだと分かりにくいでしょうから、もう少し解説しましょう。
キジャニのファンドマネージャーがアフリカの奥地に出向き、常に現地で調査をしているのです。そして、良さそうな金鉱山があると、その情報をロイズ・オブ・ロンドンという保険組合に話を持ち込んで、その金鉱山がまともかどうか、品質・価格も含めて調査を依頼するのです。
そして、問題がないということが分かったら、直接金鉱山に行って現金で購入してくるということになります。
その際に、キジャニ・ロンドンから金の精錬業者に電話をして、値段交渉をするのです。そして保険を掛けて精錬業者に運搬し、精錬業者は72時間以内に製品にして、売却するというスキームです。
つまり、投資家の資金は買付の原資となり、72時間以内に利益をのせて再び現金になるということです。
パンフレットには金や貴金属と書いてありますが、現時点では金(Gold)のみの取引です。

2012月末までのパフォーマンスは上記のようになっています。このパフォーマンスは上記で説明しましたように”アフリカの小さな金鉱山から現金で購入した金を72時間以内に売却する”ことで得た利益の積み重ねとなります。
ところが。2012年4月のパフォーマンスを見て下さい。
-0.3%となっていますね。これはどうしたことか?
それは、契約してくれそうな金鉱山を色々と探したけれど、取引が1件も出来なかっということです。ファンドの信託報酬はファクトシートから2%/年ということが分かります。つまり、1件も取れないと2%÷12ヶ月=0.167%のマイナスという計算になります。
そこに、ロイズ・オブ・ロンドンに依頼した費用など様々な経費が加算されて、-0.3%とになるようです。
2011年は+38.87%だったものが、2012年には19.33%とパフォーマンスは落ちてきています。これは明らかに取引機会が減ってきているということを示していると思われます。つまり、他の業者が参入してきているために価格交渉力が落ちてきているのではないかと思われます。
こうした背景から投資をなさるのであれば、早期に行うのが良さそうであると感じました。ちにみに、通貨クラスは米ドル、ユーロ、英ポンド、そしてスイスフランも追加になったようです。
1月(1/30)のパフォーマンスを見てみますと、米ドル建てが+0.59%、ユーロ建てが+0.46%、英ポンド建てが+0.49%となっております。なお、スイスフラン建ては設定されたばかりという感じで、パフォーマンスはまだ出ていません。
やはり、金は米ドル建ての取引ですので、米ドル建てのパフォーマンスが一番良いこともあり、投資をするのであれば米ドル建てがオススメです。
なお、最低投資額は1万ドルから、そして初期手数料は5%で投資資金から引かれてスタートするとのことです。
この商品は直接投資も可能ですが、フレンズプロビデント経由の投資は現在一時停止中とのことです。
本日は自分も注目をしていたKIJANI Commodity Fund(キジャニ・コモディティ・ファンド)からです。

昨年から注目をしていましたコモディティ系のファンドですが、KIJANIのホームページからパンフレットを入手することは可能です。
しかしながら、パンフレットからはイマイチ内容的にはどういった構成でこのファンドが成り立っているのかが明確には見えて来なかったのです。
そこで、勉強会で十分に知識を整理してからご紹介しようと思っておりました。
今回良く理解できましたので、ブログでご紹介することにしました。
まず、このファンドの基本は裁定取引といった成り立ちではなく、ビジネスファンドです。非常に簡単に言ってしまいますと「アフリカの奥地にファンドマネージャーが出向き、比較的小規模な金鉱山(大きいところは既に大手と契約があるため)を訪ね安価で金を買う契約をし、それを市場価格で売る」ということに尽きます。それの繰り返しです。
要約すると上記のような立て付けになっているのですが、これだと分かりにくいでしょうから、もう少し解説しましょう。
キジャニのファンドマネージャーがアフリカの奥地に出向き、常に現地で調査をしているのです。そして、良さそうな金鉱山があると、その情報をロイズ・オブ・ロンドンという保険組合に話を持ち込んで、その金鉱山がまともかどうか、品質・価格も含めて調査を依頼するのです。
そして、問題がないということが分かったら、直接金鉱山に行って現金で購入してくるということになります。
その際に、キジャニ・ロンドンから金の精錬業者に電話をして、値段交渉をするのです。そして保険を掛けて精錬業者に運搬し、精錬業者は72時間以内に製品にして、売却するというスキームです。
つまり、投資家の資金は買付の原資となり、72時間以内に利益をのせて再び現金になるということです。
パンフレットには金や貴金属と書いてありますが、現時点では金(Gold)のみの取引です。

2012月末までのパフォーマンスは上記のようになっています。このパフォーマンスは上記で説明しましたように”アフリカの小さな金鉱山から現金で購入した金を72時間以内に売却する”ことで得た利益の積み重ねとなります。
ところが。2012年4月のパフォーマンスを見て下さい。
-0.3%となっていますね。これはどうしたことか?
それは、契約してくれそうな金鉱山を色々と探したけれど、取引が1件も出来なかっということです。ファンドの信託報酬はファクトシートから2%/年ということが分かります。つまり、1件も取れないと2%÷12ヶ月=0.167%のマイナスという計算になります。
そこに、ロイズ・オブ・ロンドンに依頼した費用など様々な経費が加算されて、-0.3%とになるようです。
2011年は+38.87%だったものが、2012年には19.33%とパフォーマンスは落ちてきています。これは明らかに取引機会が減ってきているということを示していると思われます。つまり、他の業者が参入してきているために価格交渉力が落ちてきているのではないかと思われます。
こうした背景から投資をなさるのであれば、早期に行うのが良さそうであると感じました。ちにみに、通貨クラスは米ドル、ユーロ、英ポンド、そしてスイスフランも追加になったようです。
1月(1/30)のパフォーマンスを見てみますと、米ドル建てが+0.59%、ユーロ建てが+0.46%、英ポンド建てが+0.49%となっております。なお、スイスフラン建ては設定されたばかりという感じで、パフォーマンスはまだ出ていません。
やはり、金は米ドル建ての取引ですので、米ドル建てのパフォーマンスが一番良いこともあり、投資をするのであれば米ドル建てがオススメです。
なお、最低投資額は1万ドルから、そして初期手数料は5%で投資資金から引かれてスタートするとのことです。
この商品は直接投資も可能ですが、フレンズプロビデント経由の投資は現在一時停止中とのことです。
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