2013/06/07
12:58:36

AERA2013年6月10日号に興味深い記事がありましたので、本日はこれを取り上げてみたいと思っています。
タイトルは『アベノミクスで住宅ローン金利が上がる「ローン地獄の回避術は」』というものです。
自分の家でもそうですが、毎日「これでもか」というくらいのマンションなどの不動産のチラシがポストに投函されています。しかも来年には消費税がアップとなるのが必至と言われている昨今、「買うなら今でしょ」と思っている方も多いのかもしれません。(ちなみに、自分は不動産購入が投資として有利だと思っていませんので、購入はしませんが・・・)
そうした方の多くが住宅ローンを利用すると思います。そのローンに潜む影の部分を見て対策を考えておいた方が良いというのが記事のサマリーです。
アベノミクスはデフレの解決を目指しており、2%のインフレを起こそうというものです。そうなると当然ながら長期金利も上昇してくるわけです。固定金利は長期金利に連動し、変動金利は短期金利に連動すると言われておます。つまり、住宅ローンにも関係してくるのです。
記事には「実際に長期金利が4月から上昇してきており、大手銀行は5月に続き、6月も固定金利を引き上げる。10年固定の場合、年1.5%以上(最優遇金利)となる方向だ。」とあります。
ただし、今まで不況で、かつデフレ経済でしたので、多くの人が変動金利を選択していると思われます。今は問題なく返済している人も金利が上がったら返済が難しくなる可能性があります。
まずは家計を見直して、金利が上昇しても対応できる対策を検討することが必要なのです。同時に、その際には予期せぬ病気やリストラ、経営不振なども考慮しておかなければなりません。
また記事内では「変動金利で借りている場合、固定金利に借り換えたり、繰り上げ返済をする方が賢明。相続や贈与が期待できる場合、活用したほうがいい。新築の購入を検討している人は、変動金利だけでローンを組むのは避けたほうがいい。」と書いてあります。
最後に、家をローンで購入するというのは、株式の信用取引と同じだという認識が必要です。市場経済では賃貸と持ち家に大きな優劣の差はないのです。
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