2013/08/09
12:51:48

日経ヴェリタス2013年8月4日号に興味深い記事がありましたのでご紹介します。『出口見えぬ異次元緩和』というタイトルで東短リサーチの加藤氏の寄稿した記事となります。
本文にも書いてありますが、現在の緩和策は、日銀が大量に国債を購入することで、銀行や投資家が国債を買いにくくし、株や外債への投資にシフトを促すものとなります。日銀が国債の買入額の縮小を示唆したならば、心理的な影響もあり株価の下落に繋がる恐れもあるのです。
また、国債買い入れにより、長期金利も安定しているため、利払い費用も抑えられているという効果もあります。
加藤氏は財政再建など実際に必要な対応が進まない限り、出口はますます難しくなるだろうと指摘しています。
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