2013/10/21
12:50:28

日経ヴェリタスに「米アマゾン、侮るべからず」という記事がありましたので本日はこれを取り上げてみたいと思います。
”アマゾンは利益率の最大化を目指しているわけではない”と書かれており、アマゾン・ドット・コムは最近ほとんど利益を出していないとのことです。
売上高1ドルに対して、営業利益は1セントに過ぎず、そうした低価格戦略にも関わらず、早急な増益を求められていないため、競合他社よりも安価な年会費や配送料無料のサービスの提供など、利益率を抑えながらも低価格路線を維持できているとのことです。
これは米国だけに限らず、日本でも同じような展開をしていると考えられます。
少し前に、池袋のヤマダ電機にフードプロセッサーを購入に行ったのですが、ヤマダ電機の店頭表示価格はアマゾンの価格と大きな隔たりがありました。
そこで、ダメもとでアマゾンの価格を提示してみたところ、PCで調べてそれよりさらに値引きをした金額を提示してくれました。そのため、ヤマダ電機で購入したという経緯があります。
ここに来て、そのヤマダ電機も2013年4月ー9月は営業利益が24億円の赤字、最終損益も42億円の赤字となっています。上記のような価格競争に加え、中国での展開の失敗、既存店の不振があると思います。
国内でも都内の大型店、新規店舗以外(地方の店舗に関しては分かりませんが)はあまりお客さんが入っておらず、戦略(ビジネスモデル)の練り直しが必要な時期に来ているのだと思われます。
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