2013/12/08
12:51:56

Winton Futures Fundの11月の成績が入ってきましたのでお伝えします。
いつものように速報値ですが、11月単月の成績は+2.20%となったようです。
これにより、年初来の成績も9.01%(速報値)となっています。
WFFも5月〜8月に連続してマイナスを記録しましたが、この3ヶ月はプラスとなり、このペースで行けば年間成績で久々の二桁という期待もあります。
ところで、投資家仲間から得ている情報によりますと、少し前にWintonファンド側の事情から、個人投資家の数を減らさなくてはならなくなったようで、個人投資家としては幾つかの選択をしなければならなかったようです。
1つは強制解約、2つ目はラップ口座への移動、3つ目は個人投資家の保有分を集めたラップ口座的な口座への移動ということのようです。
ところで、10,000ドルから投資が可能なWFFの小口化ファンドというものがあります。下記が過去の成績となります。

どうしても、WFFの小口化のためにコストが掛かるために本家との成績の差があります。下記に2000年〜2012年のWFFおよび小口化ファンドの年間成績の比較表を作成してみました。

ご覧頂きますと分かりますが、(当然ながら)全ての年でWFFの方が成績が良く、平均して4.7%の成績の差があります。この差が小口化コストと考えられます。
ところで、この差をもってしても小口化Wintonを購入するべきでしょうか?
2000年代の時のように20%を超えるパフォーマンスが継続しているような時期であれば、そうした選択肢もあると思いますが、ここ数年のようなひと桁台やマイナス・パフォーマンスの場合には、この”4.7%”が大きく響いてきます。
つまり、現時点での評価としては、このファンドへの投資は『推奨しない』というのがこのブログでの結論となります。
スポンサーサイト