2014/01/05
12:16:35


Man AHL Diversified Plc(ADP)の2013年12月末の成績が出ましたので、ご紹介すると同時に2013年のADPの成績を振り返ってみたいと思っています。
12月末の成績はいつもの月曜日ではなく、12/27の金曜日が最終取引日となっています。12月末のNAVは88.19、12月の単月成績は-0.5%、そして2013年の年間を通じた成績は-2.6%となっています。これで3年連続のマイナスです。

上記のグラフは、運用開始から2013年末までのNAVの推移を示したものです。
以前にも同様のグラフを提示したことがありますが、運用開始から2008年末までは、きれいな右肩上がりの上昇を示しております。
一方、2009年以降は全く違うファンドになったのかというくらい成績が伸びず、低迷した状態が現時点まで継続しているのがよく分かります。
しかも2011年-6.8%、2012年-1.6%、2013年-2.6%と3年連続してマイナスパフォーマンスという残念な状況です。
ここ数年の成績を頭に入れながら、もう一度グラフを見てみますと、NAV80〜100の間を推移しているように見えますが、少しずつ右肩下がりになりつつあるような雰囲気もあります。
不調の原因はいくつもあると思いますが、端的に言ってしまいますと”プログラムがワークしなくなった”ということに尽きるのではないかと思っています。
AHLもプログラムの改良をしているようですが、なかなか成果を出せていないのはここ数年の成績を見れば明らかです。
ただし、これはAHLだけに限った話ではなく、MFトレンドフォロー戦略ファンド全体に言える問題点だと思っています。そこで、このブログではMFトレンドフォロー戦略ファンドから他の戦略のファンドへの乗換をお勧めしています。
AHLファンドに関しても、継続的に”解約推奨”を出してきており、今年もその方針は継続中です。
仮に、10万ドルを保有しているのであれば、3万ドルを金融危機時の保険として残して、残りの7万ドルを他の戦略のファンドにするというのも作戦の一つではないかと思っています。
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