2014/09/10
12:28:05

6/23のブログで映画「モンサントの不自然な食べもの」について取り上げ、”遺伝子組み換え食品の危うさ”をご紹介しました。
昨日、何気なく日本経済新聞を見ていたところ、「遺伝子組み換え作物、輸入多い?」という記事を見つけましたので、これを取り上げてみたいと思っています。
日本では遺伝子組み換え食品(GM)には大きな抵抗があり、大きくは流通していませんが、これを飼料食品・加工食品ベースでみますと大きくシェアを伸ばしている(飼料用など10年で4割増)ようです。
日本で採れる飼料用トウモロコシや飼料用大豆の量が少ないということが基本にあるようですが、価格が安価だということもその背景にあると思われます。(飼料用のトウモロコシの自給率は0%、飼料用大豆も10%未満と記載されています。)
つまり、普段からGM食品を避けるように、表示を確認して購入している人々も、知らず知らずのうちにGM食品を食べているということなのです。幾つか例をあげますと、いつも使いの食用油(大豆油や菜種油)などは基本的にGMですし、飲料・食品などに含まれているブドウ糖果糖液糖もGMです。さらに言いますと、肉に関しても、遺伝子組み換え飼料を食べている動物の肉を食しているわけです。
自分はブログで書いているくらいですので、他の人より一層気をつけているつもりで、肉は食べませんし、菜種油も”遺伝子組み換えでない”と表示されている商品を購入しています。その自分でも、外食時の食べ物は避けられませんし、普段食べている有機野菜の肥料として使用されている糞尿なども、GM食品を食べた動物からの可能性が高いと思います。
そうしたことから可能な限り、有機食品→無農薬・無肥料栽培食品への転換を図ってはいます。それでも、けっこうな量のGM食品が自分の口の中に入っているのではないかと想像しています。(GM5%以下の加工食品は表示義務さえない)
モンサントのような大手企業はロビー活動などで、どんどん自分たちに有利な法律を通してきますから、我々が出来ることは「そうした食品を買わないこと」、「そうしたものは買わないという声を上げること」ではないかと思っています。
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