2014/11/27
12:23:16

日経平均014.11.23号に『マイナス成長「日本は景気後退入り」』という記事がありましたので。本日はこれを取り上げてみたいと思います。
日本のGDP7-9月期の速報値が-1.6%となったことを受け欧米ではリセッション(景気後退)と受け止められています。このブログでもだいぶ前から景気は悪化していると指摘してきましたが、政府・日銀・報道各社は認めようとしませんでした。
今回の数字でやっと認める方向に修正しつつあるという状況です。今回のGDPは速報値で、第一次確定値、第二次確定値となるに従い、下方修正されるのではないかと考えています。
4-6月期のGDPの数値も、速報値で-6.8%、第一次確定値で-7.1%、そして7-9月期と同時に発表された第二次確定値では-7.3%とさらに下方修正されています。
政府・日銀が景気後退を認めないのは、アベノミクスの失敗を認めたくないからでしょう。しかしながら、デフレであるから景気が悪いのではなく、仕事がないから景気が悪くなり、その結果デフレとなっているわけで、そもそもの前提が間違えているのですから、正しい政策が出来るはずもありません。
しかも、そこに増税という景気悪化政策の追加です。
うまくいかないことが分かった現時点で、最初に戻り考察し直してはどうでしょうか。
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