2015/06/26
12:50:33

勉強会で皆さんと一緒に勉強しました「Equity High Yield & Premium Income Fund」について書いてみようと思っています。
このファンドは世界中のブルーチップ(大企業)の株式投資を基本にしたものです。大企業のうち配当性向が高い企業の株を買い、そこにコールオプションの売り(限月40日が基本とのこと)を組み合わせて、利益を狙うという戦略です。
つまり、配当金とオプションのプレミアムの両方で儲けようというわけです。
株価が上昇している状況では、オプションが行使されないために、プレミアムは純粋に得になりますが、株価下落時点では大きな損を被るというリスクがあります。そのため、各国の様々な業種の企業に細かく分散投資をしているとのことでした。
上記ファクトシート(手数料先払いタイプ)にファンド・パフォーマンスが記載されています。その下にはS&P500指数のパフォーマンスもあります。
今年はここまで1月を除き比較的順調な株価推移(S&P500)をしてきたわけですが、ファンドの成績を見てみますと、5月までの年初来で-1.08%とあまりぱっとしません。それに対してS&P500は+4.11%となっています。
株価上昇時にはこのファンドは強みを発揮するのかと思っていましたが、実際のパフォーマンスを見てみますとうまくはいっていないようです。昨年の成績を見ても、S&P500が+5.64%に対して、ファンドが+5.06%とここでも同様です。
(現時点の)自分だったらVanguard S&P500 ETFの方がコストも安価で良いのではないかと思いました。投資を検討している方は、もう少し様子を見てからの方が良さそうな気がしていますが、いかがでしょうか・・・。
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