2015/11/08
12:26:35

宇多川久美子氏の著書『薬を使わない薬剤師の「やめる」健康法』を読みましたので、まとめを記載しておこうと思います。
「健康のために何かをする、何か加えることは、必ずしも健康をもたらしてはくれない。そんな事実を踏まえて、本書では何かを”やめる”という引き算の発想で、自分自身に本来備わった自然治癒力を高める健康法をお伝えします。」と冒頭の部分に書かれています。
この本を読んだ感想としては、著者が提唱する「やめる健康法」のほとんどは、すでに自分も実施している、というものでした。
その中で、自分が今年からやめたものは、「健康診断・がん検診」です。
本の中でも、「健診・人間ドックをやめる」との項目がありました。2012年には国際研究グループのノルディックコクランセンターが発表したレポートでは、「一般健康診断は、病気の罹患率と死亡率のいずれの低下にもつながっていない。それは心血管疾患やがんによるものをはじめ、すべての病気について同様だった。」と結論づけていると紹介しています。このように健診を受けたからといって、病気になる可能性が低くなるわけではないのです。
それに加え、受けると危険な検査もあるのです。
レントゲンやCT、MRIのような放射線や電磁波に被爆するものです。
がん検診には多くの場合、放射線や電磁波が使用されます。
レントゲンやCT、マンモグラフィー、PETなどは放射線を使う検査ですから、検査を受けるとは放射線に被曝することでもあり、頻繁に受ければ当然がんの危険性が高まるというわけです。こうした危険性を避けるという意味もあります。
ここ数年は、ビーガン食への変更で、血液検査データがどのように変化するのかを確認するために、健康診断を受けてきましたが、一昨年あたりから安定してきているため、今年から健診をやめることにしました。
健康診断をやめるといっても、「ビーガン食(厳格なベジタリアン)+1日1食」は継続していきますので、健康には人一倍気を配っていくつもりです。
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