2016/01/20
12:12:32

先日、楽天証券の新春講演会でもお話しを伺ったJPモルガン・チェース銀行の佐々木 融氏が寄稿した記事(東洋経済2016.1.16号)がありましたので、本日はこれを取り上げてみたいと思います。
われわれが気になるドル円相場についての記事です。
2015年の最終日は120円台前半で終わり、4年連続の円安であったとのことです。
世界の通貨との比較をしてみますと、2014年までの3年間は他の通貨よりも弱い通貨でしたが、2015年は米ドルを除き、すでに強い通貨になっているとのデータが示されています。
その理由として、経常黒字の急拡大に加え、円よりもユーロなどの金利の方が安くなっていること、実質実効レートが歴史的な低水準にあることもあげています。
佐々木氏は今年のドル円相場が110円程度までの円高になると予想しています。
それは今後も円が強くなる要因が継続することに加え、ドルが弱くなることを予想しているためだとしています。
過去の利上げ後の動きを見てみますと、利上げ開始までは円安に動き、利上げが始まると円高に動いていることから、今回もそうした動きになるのではと予想しています。事実、116円〜117円程度まで円高が進行しています。
先日の講演会では、堀古氏が110円を切ったら全力買いということを言っていましたので、今年はその方向で動きたいと思っています。
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