2016/02/09
12:27:21

加谷珪一氏の著著『大金持ちの教科書』を読みましたので、まとめを書いてみようと思います。
冒頭で、お金持ちになるためには、下記の3つの方法しかないとしています。
1)働いて高額の給料をもらう
2)事業を行う
3)投資をする
しかしながら、給料だけではお金持ちになるこはできず、事業や投資をしなければならないとも言及しています。具体的には、経営者と投資家を兼ねたオーナー経営者になるのが最も効率が良く、自分で事業を立ち上げ、そこから得られる利益を自分のものにする仕組みを作ることができた人こそが、いち早くお金持ちになれるとも述べています。
「最初はサラリーマンで給料しか稼ぐ手段がなかったひとが、何らかの形で事業をスタートする。これが第一段階である。やがて事業が回り始め、利益を上げるようになったら、その利益を再投資する第二段階に入る。そこから得られた利益を再び投資したり、事業を売却したりすることで、さらに規模の大きい資産を手に入れるのが第三段階である。
気がつくと、資産運用から得られるお金だけで、十分に生活を成り立たせることができるようになっている。これが最終段階である。
ここまで来れば、「お金がお金を稼ぎ出す」レベルになっているので、あくせくと働くこと必要はない。資産家としての本当の生活が始まるのだ。」
お金持ちになるためには、大きなお金を稼ぐことも重要ですが、それに加えて、稼いだお金を投資という形で運用することが、きわめて重要だとも述べています。
そのためには、変化を受け入れ、柔軟に対応する姿勢が重要で、その意味で将来は予測できるという日本人の硬直化した思考回路は、お金儲けの邪魔となってしまうとも指摘しています。
また、これからの日本社会を考える上で重要なキーワードは以下の5つであると紹介しています。
1)人口減少と人手不足
2)知識産業化(脱工業化)
3)国際収支の赤字化
4)物価上昇(インフレ)
5)グローバル化
4のインフレですが、インフレ時の大敵は現金を保有しておくことだと言及しています。日本のように大きくなった国家債務はインフレによる解消しかありません。そうなりますと、来たるべきインフレ時代にも対応できる投資をしておかなければならないのです。
*WTI原油が再び29ドル台に入ってきました。
円も114円台を付けてきており、本日から原油を再購入しています。
ただし、ここからの下落もありますので、そのあたりも頭に入れておく必要があります。
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