2016/07/30
12:55:28
日経新聞によりますと
『年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は29日、公的年金の2015年度の運用実績が5兆3098億円の赤字になったと発表した。5年ぶりに運用資産額が減った。円高や株安が響き、国内株式などの評価損が膨らんだ。短期的には給付への影響は出ないが、将来に不安を残す結果となった。』とのことです。
発表前から「5兆円程度の評価損になっている」と言われていましたが、その通りの結果になっていることが判明しました。
こうした環境もあり、昨日の日銀決定会合ではETFの買い増し(3.3兆→6兆円)になったと推測することも出来ます。ETFを追加購入して、株価を支えたいというのが本音なのかもしれません。
今後も日経平均株価はボックス圏相場で推移し、どこかのタイミングで下落方向に行くと予想していますので、含み損の改善は難しいのでは・・と考えています。
また、ETFの場合には、国債と違い満期がありませんので、出口戦略が難しいという側面もあります。日銀が売却をすれば、株価を下落させてしまう可能性があるためです。ここに”くじら”の悩みがあると思われます。
黒田総裁の会見などを見ていますと、追い込まれている人間が強がっているように見えてしまうのは、自分だけでしょうか・・。
『年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は29日、公的年金の2015年度の運用実績が5兆3098億円の赤字になったと発表した。5年ぶりに運用資産額が減った。円高や株安が響き、国内株式などの評価損が膨らんだ。短期的には給付への影響は出ないが、将来に不安を残す結果となった。』とのことです。
発表前から「5兆円程度の評価損になっている」と言われていましたが、その通りの結果になっていることが判明しました。
こうした環境もあり、昨日の日銀決定会合ではETFの買い増し(3.3兆→6兆円)になったと推測することも出来ます。ETFを追加購入して、株価を支えたいというのが本音なのかもしれません。
今後も日経平均株価はボックス圏相場で推移し、どこかのタイミングで下落方向に行くと予想していますので、含み損の改善は難しいのでは・・と考えています。
また、ETFの場合には、国債と違い満期がありませんので、出口戦略が難しいという側面もあります。日銀が売却をすれば、株価を下落させてしまう可能性があるためです。ここに”くじら”の悩みがあると思われます。
黒田総裁の会見などを見ていますと、追い込まれている人間が強がっているように見えてしまうのは、自分だけでしょうか・・。