2016/08/13
12:01:27

南雲吉則氏の著書「命の食事」を読みましたので、いつものようにまとめを書いておこうと思います。
ナグモクリニック院長が、ガンにならない生き方のために何をすれば良いのかを簡単な言葉でまとめた本です。後半には、提唱するレシピも掲載されています。
本の中で氏はとても重要なことを述べています。
少し長くなりますが、引用してみます。
『私たちの体は、管でできています。この管は栄養を取り込む入り口でありながら、外敵や毒の侵入を防ぐバリアでもあります。その内側は粘膜で覆われています。しかし、タバコを吸ったり、暴飲暴食をしたりすると、粘膜の表面に炎症が起こります。発赤、発熱、腫脹、疼痛が炎症の4徴候です。
この段階なら、病院に行かなくとも4〜5日不摂生をやめれば回復します。
でも人間は愚かです。
回復するとまた不摂生を始めてしまいます。そして今度は粘膜に穴があきます。
これを潰瘍といって入院が必要です。
それでも、入院していると1週間くらいでよくなります。みなさん、それを医学のお陰と感謝しますが、医者は何もしていません。したのは皆さんを喫煙、暴飲暴食、夜更かしのような不摂生から隔離しただけです。
不摂生をやめれば自然治癒力が働き、潰瘍の周りの正常細胞が細胞分裂を繰り返して傷口をふさいでくれるのです。
ところが人間は愚かです。
潰瘍が治ると、また不摂生を始めます。その結果、また粘膜が傷つき、また細胞分裂でふさぐということが繰り返されます。
それでも、私たちの体はけなげです。出生と同時に働けなくなったはずのテロメアの複製酵素をもった修復細胞が出現して、永遠に細胞分裂を始めるのです。
この修復細胞の名を「ガン」といいます。
でもおかしいですよね。私たちの体を救うために生まれてきたはずのガン細胞がなぜ、私たちの命を奪うのでしょう。
それは皆さんが不摂生をやめないからです。
体にガン細胞ができているのに、喫煙や暴飲暴食、夜更かしを続ければ、傷ついた粘膜を修復するために、ガン細胞は増殖し続けなければなりません。
たとえるなら、早期のガンは家族経営の小さな会社です。
どんどん仕事が舞い込んできたら、生産性を上げるためにどうするでしょう。
隣に空き地があれば工場を建て増しします。ガンも建て増しをします。
それが「局所浸潤」です。さらに仕事が舞い込んできたら、もっと広い土地を求めて引っ越しをします。ガンも引っ越しをします。それが「遠隔転移」です。
もう一度言います。食事やタバコや感染によって傷ついた粘膜を修復するために現れたのがガン細胞です。私たちが「狂った食事」や「狂った生活」を続ければ、どんな最新治療を受けても命は助かりません。
しかし、私たちが、ガンから命を救うための食事と生活術、すなわち「命の食事」と「命の生活」を続ければ、ガンの増殖を止めることができるのです。』
重要なことは、ガンの原因は「自分たちの生活習慣だ」ということです。
これはブログで何度も繰り返し言っていることと同じです。
われわれは、遺伝だとか、運が悪かったとか、そうしたことにガンの原因を求めて、自分の生活習慣を改めようとしません。
すべては自分に原因があるということに気がつかなければならないのです。
ちなみに、南雲氏も自分と同じ”一日一食+ホールフード”生活です。
ここに病気を防ぐためのキーワードがあると思いますがいかがでしょう。
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