2016/12/27
12:19:51

船瀬俊介氏の著書「買うな!使うな!身近に潜むアブナイものPart2」を読みましたので、まとめを書いておこうと思っています。
あなたの常識を疑えーCMに騙されるな!と副題にもあるように、世の中には「どうかな?、大丈夫?」と疑われるものが堂々と売られています。
本の内容は多岐にわたっていますが、いくつか取り上げてみたいと思います。
まずは、塩分に関しての話題からです。
塩分を摂りすぎると病気の原因になると言われています。ところが、注意すべきは純粋化学物質の塩化ナトリウムである「化学塩」で、海水から作られミネラル分を含む「自然塩」では生体への影響がまるで異なると指摘しています。
米ハーバード大学の実験で、「ネズミ10匹に自然塩を大量に与えた実験で、数ヶ月後に高血圧になったのは4匹だった。残りは正常。与えた量を人間に換算すると毎日500g。ところが、化学塩だとわずか5〜7g摂るだけでネズミは高血圧になった。その毒性は約100倍の違いがある。」と紹介しています。
同じ塩分でもこのような違いがあるというわけです。
次に、近年女性の乳がん患者が多くなっていますが、その原因の一つと考えられる製品を取り上げています。それは、市販の染毛剤(ヘアカラー)です。
北里研究所病院・臨床環境医学センターの坂部部長らが市販の染毛剤3品目を実験したところ、予想外の毒性が判明したとのことです。
実験は染毛剤を1000億分の一という超低濃度に水で薄めて、人の乳がん細胞に添加して変化を調べたようです。ところが、この低濃度の実験においても、すべての乳がん細胞が増殖し始めたのです。
超低濃度の水溶液で乳がん細胞が増殖したのは、染毛剤分子が女性ホルモンに類似していることで、環境ホルモン作用を発揮したと考えられるとしています。
乳がんの増殖率がもっとも高い製品では、がん細胞が45%も急増していたのです。市販のヘアカラーには15種類もの化学物質が配合されているため、これらが相乗的に環境ホルモン作用を発揮したと坂部氏らはみているとのことです。
こうしてみますと、がんの原因と考えられるものは、動物性タンパク質(肉や乳製品)だけでなく、さまざまな所に潜んでいることが分かります。
次に、前にも取り上げたことがある薬についてです。
ブログでご紹介しましたが、緑内障の(点眼)眼圧低下薬を処方されていたのを、担当医と相談し止めることにしました。(節制で対処してみることに・・)
玄米菜食に加え、止めると同時に、「一日一食」に変更したのです。自分が節制することで、眼圧低下が出来るかどうかの実験です。
その結果、診断時に眼圧18〜20とされていたものが、現時点では点眼薬をまったく使用していないにも関わらず、11〜14という数値に安定しています。
ここでも、食生活(および適度な運動)の重要性を認識したのです。
「クスリを飲む習性は野生動物にはない。その習性は人類最大の欠点である」・・これは英国オックスフォード大学医学部、ウィリアム・オスラー教授の警告だそうです。野生動物は自らが持っている自然治癒力を本能的に知っており、「食べない」という断食によって治癒力がアップすることも知っていると言及しています。
飽食をすると生命エネルギーの大半は、消化吸収エネルギーとして費やされますが、「食うな」「動くな」「寝てろ」で心身を休ませると、自らに備わった治癒エネルギーは驚異的に発揮されるとしています。
体調が悪くなった時には、医者には行かず、薬も飲まず、食べないで寝ていることが治癒への一番の近道だと思っています。
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