2018/02/10
12:07:14

技術ジャーナリストの鶴原吉郎氏の著書「自動運転で伸びる業界 消える業界」を読んでみましたので、まとめを書いておこうと思います。
どんどん進んでくる自動運転で世の中はどう変わっていくのか?、どういった企業が生き残るのか?を記したものです。
『音楽・映像をはじめ、多くの分野で「所有から利用へ」「モノからサービスへ」といった変化が進行中だ。自動車の分野で、このトレンドを一気に加速させるのが自動運転だろう。そして、当然のごとく、この環境変化は自動車メーカーや関連企業にも変化を強いることになる。
自動運転技術による無人運転車が普及した場合のビジネス・産業全体に及ぶ。まず、部品産業全体に影響が大きいと考えられるのは、自動車の多くがEVになると予想されるからだ。例えば、カメラが銀塩フィルム方式からデジタル方式に変わることによって主要プレイヤー光学機器メーカーから電子機器メーカーに変わっていったように、主要技術の交代は主要プレイヤー交代の節目になることが多い。』
ものづくり日本と言われてきましたが、近年の「所有から利用へ」「モノからサービスへ」という大きな変化についていけていない状況であると思います。
ここに来て少しずつではありますが、日本の自動車メーカーなども自動運転技術に取り組み始めたという感じだと思います。
海外に行きますとUberのようなタクシー類似サービスがあり、これに自動運転車が組み合わせられるような時代がくるなら、世の中はがらっと様変わりすると思われます。スマホで(無人の)自動運転のタクシーを手配するという世界です。すでに、ボルボがUberに自動運転車を提供し、実証実験も始まっているようです。
こうした世界が現実になったら、自分も自動車の保有を止めるかもしれません。
そのくらいの大きな変化の中にいるのはとても楽しみではありますが、一方で一抹の寂しさもありますね。はたして、数年後にどうなっているのでしょうか?
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