2011/06/10
15:48:05


いつもお伝えしておりますBRANDEAUX Student Accommodation Fundですが、少し変化があります。
大きな変化としては、投資可能通貨が増えたということです。最初は英ボンド建てのみでしたが、米ドル建てが追加されました。今回新たにユーロ、シンガポールドル、スイスフラン建てが追加されました。
ファンドもBSAF£とBSAF Multi Currencyと細分化されたようです。
ポンド建ては2000年6月15日、米ドル建ては2010年3月5日、そしてそれ以外の通貨建ては2011年6月8日がスタートです。
ターゲットリターンに関しても、自分の記憶ですとポンド建てもドル建ても今までは8%ー10%/年と表示していたと思いますが、今回新たに下記のように表示されました。
Sterling share class: 8% to 10% p.a.
Currency share classes (US$, Euro, Singapore Dollar, Swiss Franc): 6% to 8% p.a.
つまり、ポンド建てに関してのターゲットリターンは変わりませんが、それ以外の通貨建ては6%ー8%/年ということになります。
上記左側のファクトシートをご覧頂ければ分かりますように、米ドル建ての過去12ヶ月の成績は7.84%と新しいターゲットリターンの範囲内となっております。
ここからは自分の意見ですが、このファンドに投資をする場合には、ポンド建てがオススメです。その理由は、このファンドが英国の学生寮に対して投資をするためにポンド以外の通貨で投資すると為替コストがかかり、リターンが下がるということです。それがターゲットリターンの差だと思われます。
この差を少し計算してみますと、年利8%で10年保有した場合には2.16倍、それに対して、年利6%で10年保有した場合には、1.79倍となるのですね。結構大きいと思いませんか?
また。このファンドはラップ口座(パッケージャー)通じて投資をしないといけないのですから、ラップ口座の年間管理費用がこれ以外にもかかります。
ラップ口座の一つであるRMBIS(親会社の関係で名前が変わるという情報が入っております)であれば、年間管理費用が1%掛かるわけですので、そのことも投資をする場合には考慮しておく必要があります。
それ以外にも、IFA(アドバイザー)によっては、別途年間管理費用や利益に対する報酬(成功報酬)をさらに設定しているところもあるようです。ここらあたりも投資前に比較検討が必要です。
仮に、必要のないコストであれば、それを削減していくことで投資利回りの向上に寄与します。
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Mansionとの学生寮ファンド対決も今後楽しみですね。