2011/06/29
12:44:25

QUALITIUM FOHF USD CLASS Iはプログレッシブ・キャピタル(Progressive Capital)が組成するファンド・オブ・ヘッジファンドです。
Investment Strategyによりますと、「厳選されたヘッジファンドから、年間10%のリターンを目指しており、株式市場との相関は低いことが期待されております」と記載されております。
ファンド・ポートフォリオはファクトシートによりますと20以上のヘッジファンドに分散投資をしているようです。
このファンドは2008年のリーマン・ショック時には大きく下げましたが、それ以降は比較的順調で2009年が+23.37%、2010年は+17.38%、2011年も5月末の時点で+7.07%となっております。
仮に、2008年年初にこのファンドとTulipに同額投資した場合(ポートフォリオとしては半分ずつ)には下記のようになります。
2008年 (50.87-15.34)/2=+17.765
2009年 (-26.45+23.37)/2=-1.54
2010年 (36.66+17.38)/2=27.02
2011年 (-6.46+7.07)/2=0.305
Tulipのブレを修正することは出来そうではありますが、ブレは大きくても成績はTulipの方が良いので、成績までこのポートフォリオの方が良かったねという結果にはなりませんでした。
なお、最低投資額は、Tulipと同じように100,00 USDと記載されております。難点は両ファンドに投資をするとなると合計20万ドルは必要になる計算です。ちょっと、ハードルは高いですね。
今後も探求を継続していきますが、Tulipと組み合わせても同レベルのパフォーマンスをキープしながら、ボラティリティを減少させるオススメの組み合わせは(自分の中では)見つかっておりません。
その分、研究してくのが面白いということは言えますが・・・。
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ボラティリティを減少させるファンドを組み合わせる事で、アグレッシブなファンドの優れたパフォーマンスを打ち消す事になってしまう可能性もありますものね。
昨日のMan AP 2XLも、その悪い典型と言っても良いのではないでしょうか?
これからも、より良いPFの探求を楽しみにしています。