2012/11/07
12:13:50
Winton Futures Fundの10月の成績を頂きましたのでご紹介いたします。
連日ご報告していますようにMF系の状況はあまり良いとは言えませんが、色々と比較することで成績の違いなどを見ることができ、興味深いものでもあります。
10月のWFFは概算値ですが-2.55%となり、年初来も概算値で-5.79%となっています。WFFは運用開始以来、2009年に一度だけ年間を通じてマイナスとなっただけですが、今年は2年ぶりの年間マイナスが濃厚と思われます。
それでも、他のボラティリティが大きいファンドに比較すれば、マイナス幅は大きくなく、継続保有でも良いのではないかと思っています。自分は三菱UFJ証券で購入したウィントンを保有していますが、こちらも現時点では継続保有方針です。
では今後の展望はどうなのかというとWinton自身がこうも書いています。
『希望的観測または肯定的な意見を持ってしても、トレンドフォロー戦略が厳しい運用環境に晒されていることを覆い隠すことはできません。
ファンドは2011年9月からドローダウンを継続しています。
今回のドローダウンは302日続いており、ハイウォーターマークから約7%のマイナスとなっています。過去にも同様の時期がありました。2001年に始まったドローダウンは321日続き、最大31%のマイナスを記録しています。
投資家の方々は現在のドローダウンが2009年のドローダウンの直ぐ後に発生していることを心配されていらっしゃるかと思います。長期に渡るドローダウンが短期間に連続して発生していることは、単なる不運とも言えますが、トレンドフォロー戦略の収益率が低下しているとも言えます。』
CTA業界の運用残高の増加により将来的にトレンドフォロー戦略がこれまでより機能しにくくなる可能性もあるとも言っています。投資家としては今後の戦略を見直す時期に入ったのかもしれません。
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