2013/09/26
12:26:53

日経ヴェリタス2013年9月22日号に興味深い記事がありましたので、本日はこれを取り上げてみたいと思います。タイトルは『財政破綻 想定しないリスク』というもので、国際大学教授の加藤氏の寄稿となります。
記事の中で加藤氏は「財政破綻が起きる、起きないの二元論的になってしまっていて、より確率の高い”起きない”が絶対視されがちであり、そうなると対策がなされず、万が一起きた時には大変なことになる」と言っています。
これをテールリスクと言い、テールリスクとは『一般的には起こる確率は低いが、発生すると非常に膨大な損失をもたらすリスク』のことを指します。
皆さんの記憶に新しい福島の原発事故もこれに相当します。
このテールリスクに対する認識・対策を政治家だけではなく、個人も考えておかなくてはならないということを先般の東日本大震災で思い知らされました。
自分も含めて皆さんもここで深く、真剣に考えておく必要があります。
例えば、自分が住んでいる東京を例に出しますと、房総半島沖でM9クラスの地震が起き、東京が壊滅的な被害を被ったとともに、福島原発の4号機のプールが大きく破損し、関東近辺が放射能汚染で住めなくなったという想定で、自分ならどうするのか?という疑問に対して明確な回答を持っておくことが必要なのです。
これは極端な例だと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、東日本大震災で見た光景、その後の人々の生活環境から考えますと絵空事ではないのです。
仮に、外国に避難するのであれば、どの国に行くのか?、その場合に収入はどうするのか?、会話などの言葉は大丈夫か?、こう考えてみると今からやっておくべき課題が明確に浮かび上がってきます。
こうした課題に対する答えを用意できているかどうかが、テールリスク発生時に生き残れるかどうか左右してくると思っています。
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