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12:19:09
虚構のアベノミクス

先日お伝えしました野口悠紀雄氏の別の本も読みました。
タイトルは『虚構のアベノミクス 株価は上がったが、給料は上がらない』というものです。270ページほどありますので、内容をご紹介するのは大変なのですが、印象に残った部分をご紹介します。

野口氏は講演会で地方にもよく行くそうです。そこで、地元の企業の方と話すことも多く、その人々は圧倒的に製造業が多く、何らかのかたちで大企業の系列になっている企業だとのことです。

そして、そこでの会話で強く感じるのは次の2つのことだと指摘しています。

『第一にこの人たちは、これまでやってきた事業を変える気持ちを全く持っていない。新しいビジネスモデルを始めようとも思わないし、ビジネスモデルを変更しようとも考えていない。これまでの事業を、これまでの形態で続けたいと望んでいる。

第二に、これらの人々の頭には、2004年〜2007年頃の記憶が残っている。
「あの時には輸出が伸びて、利益も増えた。その状況をもう一度再現して欲しい。」という幻想に取りつかれている。
この時の円安がバブルに過ぎず、したがって永続できるものではなかったという認識はない。また、シャープやパナソニックをはじめとして、現在の日本の電機産業の大赤字は、そのときの過大投資の後遺症であることも、理解されていない。』

『円安になれば全てが良くなるという幻想に応えて、安倍内閣は金融緩和策を拡大した。しかし、輸出量は増加しない。円安のため国内では電気料金が上がり、それに押されるかたちで生産拠点の海外移転が続く。親会社が移転してしまうので、系列部品メーカーの受注が減る。こうした変化を背景に、苦情は、「円高だからどうしようもない」から、「電気料金が上がるので大変だ」になってきた。

われわれは、いま、つぎのことをはっきりと認識する必要がある。
①これからの日本で、これまでと同じビジネスを同じように続けようとしても、できない。
②金融緩和と円安政策で日本経済を活性化することはできない。』


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コメント
No title
昨日、NHKの番組に野口氏がでてました。
アベノミクスの恩恵を受けている人は少ない、
財政出動こそがデフレ脱却の鍵だというのが
氏の主張です。
最近読んだ三橋貴明氏の本では本来、金融政策と
財政政策が一致してこそ、デフレ脱却が出来る。
今は金融政策でインフレ政策をとる一方で
消費増税、規制緩和といったデフレ政策で
景気の腰折れが予想させる。
財政出動の必要性を強調していました。
アベノミクスの結果は如何に?

こっしー│URL│2014/01/13(Mon)15:46:53│ 編集
No title
アベノミクスも賛成派と反対派、様々な意見があるようです。

昨日の楽天証券のセミナーでは、株高が継続している間は政権は安定していると言っていましたので、その間に実効性がある政策ができるかどうかが鍵なのかもしれませんね。

じん│URL│2014/01/14(Tue)16:13:19│ 編集
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  • Author:じん
  • 筆者(じん)は大学卒業後、小さな会社をやるかたわらで投資をスタート。
    投資で儲けたお金でおいしい食事とワインを飲む日々を目指して・・・。
    引退後は投資の利息で悠々自適生活を目論んでいるが・・・。

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