2014/07/07
12:26:15

日経ヴェリタス2014.7.6号に『投資の成果は常に期間に応じて決まる』という 「敗者のゲーム」著者のチャールズ・エリス氏へのインタビュー記事がありましたので、本日はこれを取り上げてみたいと思っています。
チャールズ・エリス氏は「敗者のゲーム」の中で、個人投資家による運用は市場平均を上回ることが難しく、インデックス投資の有効性を主張したということですが、これは株式ファンドなどの商品にも言えることではないかと思っています。

上記のグラフは少し前に皆さんと一緒に勉強したDominionのGrobal Trendsという株式ファンドのパフォーマンスを表したグラフです。対象はMSCI世界株式指数となります。
過去3年の推移を見てみますと、Grobal Trends(紫)が、黒の市場平均(MSCI世界株式指数)とほとんど同じ動きを示していることが分かります。
しかも、ここ数ヶ月ではGrobal Trendsの方が市場平均を下回ってきており、これでは手数料の高いファンドにわざわざ投資をする意味がないとも思えます。
チャールズ・エリス氏も記事の中で、「長期的に見ると、75%のファンドはS&P500指数とほとんど同じ運用成績で、残りの25%は明らかに悪い成績だ。
市場平均よりも明らかに良い成績のファンドはほんの一握りにすぎない。少なくとも私はリスクをとりたくない」と手数料の高い株式ファンドに投資をすることに疑問を呈しています。
つまり、我々がポートフォリオを作成する上で考えるべきことは、「株式はインデックスファンドで世界株を購入し、それ以外は株式と相関しないファンドを購入する」ということになるのではないでしょうか。
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