2015/02/18
12:39:32

週刊東洋経済に「将来世代の給付改善へ 年金減額がついに始動」という記事がありましたので、本日はこれを取り上げてみたいと思っています。
副題は「制度導入から凍結十余年。ようやくマクロ経済スライドが発動される」となっています。
「マクロ経済スライド」とはどういったことかとお話ししますと、以前は物価上昇分だけ年金支給額も増やすという仕組みだったものを、2004年の年金改革で、物価上昇時にでも物価上昇分よりも少なく増額するとしたものです。
実質的には年金減額(使えるお金は減る)になります。
2014年の消費者物価が上昇したため、本来であれば物価上昇率2.3%を年金給付に反映させるところ、増加分が抑制され支給されます。
今回はそれに加え、過去のデフレ下で年金給付を下げなかった分を0.5%調整し、合計で0.9%の上昇にとどめるという措置となります。
今後、アベノミクスで継続的に物価が上昇していくとなれば、実質の年金支給額はどんどん減少していくということになるのです。現時点ですでに年金給付を受けている世代も、勝ち逃げができないという状況に追い込まれてきます。
そのため、ご自身での運用の重要性が高まってくると思われます。
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