2015/08/28
12:27:09

日経ヴェリタスに『改革遅れた国はマネー逃げる』というジム・ロジャースのインタビュー記事がありましたので、本日はこれを取り上げてみたいと思います。
記事の冒頭で原油価格の今後の予想について述べていますが、ロジャース氏は「地政学リスクの改善により、当面下値を探る展開が継続するが、今年の後半から来年にかけて底値をつけ、再び上昇する」とみているようです。
原油価格の下落は、そう長い間続かないとも言及しています。
また、米国の利上げにより、株式市場への影響もあるとし、新興国通貨の継続的な下落にも注意が必要だと述べています。氏の運用資産でも米ドル建てが一番多いと述べており、このあたりはわれわれも参考になると思われます。
今後の中国経済についてですが、ロジャース氏は中国経済は回復し始めるとみており、株式を買い増したと述べています。また、日本株も現在の株価水準はピーク時より4割安く、買い増しをしたとも述べています。ただし、日本経済の長期的な展望は悲観的なようです。
ところで、中国経済についてロジャース氏は楽観視しているようですが、この点は自分の考えと違うようです。自分は、中国は過剰な設備投資などで、今後大きな成長は出来ないのではないか?と考えており、このままであれば来年以降本格的な景気後退局面に入ってくるのでは・・・と予想しています。
そうなると、今回のように世界的な株安局面にも繋がると考えられ、そろそろ日本株からの全面的な撤退を模索していくつもりです。
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