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12:41:14
野口悠紀雄

野口悠紀雄氏の著書である「1500万人の働き手が消える 2040年問題」を読みましたので、またサマリーを書いてみようと思います。

日本は世界でもまれに見る人口高齢化社会に直面しており、これが経済の様々な側面で深刻な問題を引き起こすとしています。

とくに、その中でも重要なのは、次の2つだと指摘しています。
第1は、日本経済が労働力不足経済に突入すること、これはコストプッシュインフレを引き起こす。そして、第2に、社会保障給付の増加、これは財政負担が大きく、財政赤字の抑制を消費税率の引き上げで実現するためには、消費税率を30%近くまで引き上げる必要があると試算しています。

日本経済の劣化を食い止めるためには、新しい産業を生み出す必要があり、これは従来型の製造業ではなく、90年代以降に生じたアメリカ産業構造の変化が有用なモデルだと述べています。

その一方、第二章で「国家衰退は通貨増発が原因だ」という持論を述べていますが、これに非常に興味を持ちました。
ローマ帝国やルイ15世当時のフランスが衰退したのは、経済力の低下から通貨を増発したのがその理由だとしています。危機が進行しているときに、人々は気づかず、しかも「一見して繁栄しているが、実は衰退している」というメカニズムが理解できなかったためだとも述べています。

日本がいま進んでいるもの、これら大国が辿ったのと同じ道で、未曾有の高齢化により社会保障費がとめどもなく増加し、支出の半分が税でなく国債によって賄われている状態で、通常は国債残高が増えれば、民間が消費しきれなくなり、金利が高騰するはずが、日銀による国債買い入れで、そうしたことは生じていません。

日銀の国債買い入れの結果、政府が民間セクターに対して保有する負債は、「国債」という形から「日銀当座預金」という形に変わっていると指摘しています。
これは「財政ファイナンス」とも呼ばれるもので、そのため金利が異常に低い水準に抑えられているのです。

このように金利がきわめて低い水準に抑えられているため、一見したところ、何も問題は起こっていないように見えますが、この状態はいつまでも続けることができない不自然なもので、日銀当座預金は支払い要求があれば支払う必要があります。

それに対処するためには、日銀は紙幣を刷るしかないとしています。つまり、国債の貨幣化にはまだ至っていないが、潜在的には貨幣になっているというわけです。

いま税収が増えているのは、企業が新技術を開発したり、生産性を高めた結果ではなく、円安のため円表示の輸出額が増加しているからです。ドルベースで見た場合、売上は一定で、支払賃金が減っているということになります。つまり、円貨値の下落によって、賃金労働者が貧しくなっているということなのです。

このように財政危機に対処せずに金融的な手段で隠蔽するという意味で、基本的には、ローマ帝国やスペインや革命前のフランスが辿ったのと同じ道を日本も辿っていると指摘しています。

また、この道が行き着く先がインフレであることは、歴史が示すところだとも警告しています。昔と違うのは、外国への資本逃避によって、これが加速される恐れがあるとも述べています。

そして、本当に必要なのは、社会保障制度の見直しによって歳出の増加をコントロールすること、他方で生産性の高い産業をつくって経済力を高め、それによって税収を上げることだとしています。日本が抱える問題を解決する手段はこの2つしかないと断言しています。

野口氏は以前より、高度なサービス産業を育てるべきとの持論を展開していますが、自分が見る限りそうしたイノベーションが起こっているとは思えないのです。そういった意味からは、明るい日本の未来が見えないのが悲しい状況です。

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じん

  • Author:じん
  • 筆者(じん)は大学卒業後、小さな会社をやるかたわらで投資をスタート。
    投資で儲けたお金でおいしい食事とワインを飲む日々を目指して・・・。
    引退後は投資の利息で悠々自適生活を目論んでいるが・・・。

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