2016/05/11
12:21:26

塚澤健二氏の著書「そして偽装経済の崩壊が仕組まれる」を読みましたので、まとめを記載しておこうと思います。
「安倍政権の本当の目的は、今後の日経平均を21,000円台、22,000円台と押し上げることではない。黒田総裁が政府寄りな金融政策で株価を上げている間に、集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法案の成立を筆頭に、安倍政権がやりたいことをやれるようにするために他ならない。TPP参加についても、なし崩し的に決まってしまった。」
この本の出版は昨年12月ですので、若干情報が古い面がありますが、氏はこのように主張しております。
また、よく言われる国の借金問題に関しても、財務省は「国の借金が過去最悪となった」と報道を通じて、国民をあおっているが、これはある意味政府の”洗脳”で、これは国の借金ではなく、「政府部門の借金」であるとしています。
つまり、「国全体のバランスシート」を見る必要があるというわけです。これを見ますと、現時点ではそれほど問題がないという結論に落ち着くとしています。
ただし、あくまでもそれはいまのところ問題はないということで、どこかで国全体のバランスシートも赤字になってくるはずであるとも述べています。つまり、何事も報道を鵜呑みにせず、真実を見極める必要があるということだと思います。
また、「第2のリーマンショック」は必ずやってくるとも述べており、それを予測する指標として、金価格を銀価格で割った「Gold(NY)/Silver(NY)」レシオを紹介しています。
「Gold(NY)÷Silver(NY)」が80を超えてくると世界経済は危機に達するという過去のデータがあるようです。本の出版時の時点では75前後のため、まだ余裕はあるけれど、注視しておく必要があるともしています。
そして、「第2のリーマンショック」の時期についても言及しています。
下一桁が「七」の年が危険であるのは歴史が証明していると述べています。ギリシャ問題、中国のバブル崩壊が危ぶまれるなか、「商品安・株安・ドル高」の最悪の三点セットが揃うときが2017年だとしています。
そのため、「2017年に入ったら防空壕に入ろう」と警告しています。
*先日の株価大幅下落から一転して、株価が上昇してきました。
昨夜の米国株価も上昇し、為替も円安傾向になってきております。日経平均が15,000円の中ほどまで下落しませんでしたので、現時点では”次のチャンス待ち”という状況です。
昨夜の米国株価も上昇し、為替も円安傾向になってきております。日経平均が15,000円の中ほどまで下落しませんでしたので、現時点では”次のチャンス待ち”という状況です。
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