2016/06/08
12:06:38

佐藤治彦氏の著書「年収300万〜700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話」を読みましたので、まとめを書いておこう思います。この本は2016/1/19のブログでご紹介しました「普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話」 の内容をアップデートして新書として出版したものです。
この中で、「老後のに働く意識があったとしても高齢者が就職できるかどうかの第一のポイントは健康です。ですから、若いときから健康に留意した生活をすることが大切です。」と書かれています。この部分は全くその通りだと思います。
常に自分が回りのみなさんにお話しているのは、「一番の投資先はファンドなどの金融商品ではなくて、”健康”だ」ということです。なぜなら、お金が出来たとしても、健康でなければ人生が楽しくないからです。
次に、佐藤氏は「資産を運用を基本的にするな」という立場のようです。
確かに退職金が入って、退職金を元手に資産運用し失敗したという話は枚挙にいとまがありません。
ところが、その佐藤氏がリスク性資産に投資をしても良いケースというのは、「市場が歪んだとき、行きすぎたとき」だと述べています。
「市場というのは、長期的には経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映するものです。しかし、短期的には暴走してしまうことがあります。株式や為替が経済の実力以上に安くなりすぎたり、高くなりすぎたりするものです。行きすぎたものは、しばらくすれば適切なところに戻っていくものです。」
上記の条件の時には、自分も絶好のチャンスであると思っています。
一例として、は原油が30ドル台を切ってきた時に購入推奨しましたが、上記の条件が揃ったと見たわけです。結果はどうだったでしょうか?
最後に、自営業者の方向けですが、付加年金という制度についてもふれています。「民間の保険に入る間に検討してはどうか?」とも提案しています。
これは月に400円、毎月の国民年金の保険料を多く払うものです。
これがどのくらいお得か、本の中から引用してご紹介します。
「例えば40年間、480ヶ月多く払ったとします。その合計は400円×480=19万2000円です。(このお金も社会保険料控除で税金の還付を受けます。ですから、実際の負担額はこれよりも少ないことになります)
では受け取る金額はいくら増えるでしょうか?、答えは毎年9万6千円です。付加年金を払った人は、払った金額の合計金額の半分を毎年もらえるのです。2年以上老後の年金をもらうと、払った金額以上の年金が戻ってくることになります。」
付加年金に関しては、この本を読むまであまり注目していませんでした。
これは安価な掛け金で相当お得です。払った方が良いと思った方は、住民票がある市区町村の国民年金課に相談すると良いそうです。
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