2016/08/14
12:51:39

船瀬俊介氏の著書「買うな使うな! 身近に潜むアブナイものPART 1」を読みました。この本では、世の中に一般的に流通していますが、それらを食べたり、飲んだり、利用したりすると危険だと判断されるものを、その理由とともに紹介しています。本日は、この中から1つの項目を取り上げてみたいと思います。
『まだ、肉をたべているのですか?』
船瀬氏は2002年に「マッドカウボーイ」という本を翻訳したそうです。その本の邦題名が「まだ、肉をたべているのですか?」というわけです。
著者のハワード・ライマン氏は米国西部の牧場主だったのですが、ある日脊髄腫瘍に襲われたそうです。肉食と飽食にまみれて肥満しきり、そして脊髄腫瘍という末路にこのままではいけないと思ったのです。
そして、その時からベジタリアンになるとともに、医学データを駆使して、いかに「肉食」がアメリカ人を殺しているかを立証したとのことです。心臓病死は8倍、脳卒中死8倍、乳がん死4倍、大腸がん死4倍、糖尿病死亡率3.8倍など、肉食による健康被害は限りなく大きいと言っても過言ではありません。
さらに、肉食の問題はこれだけにとどまりません。
肉の脂肪に含まれる農薬が根菜の40倍、葉野菜の8倍との報告もあるようです。
また、アメリカで行われた最近の調査でも、アメリカ人が取り込んでいる農薬は55%が肉からであることが明らかになっているとも紹介しています。
では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
そのわけは、家畜用穀物にあります。家畜用穀物は、人間用に比べるとびっくりするほど高濃度の農薬残留が(アメリカ政府によって)許可されているとのことです。これは食べるのが人間でなく、牛や豚であるというのがその理由なのですが、その牛や豚を人間が食べているのです。(←残留農薬ごと食べているわけです)
『なんとアメリカで消費される農薬の80%はたった4つの穀物をターゲットにしています。それは、コーン(ともろこし)、大豆、綿花、小麦です。これらは家畜に与える主要穀物。そして、家畜は、他の毒性物質を摂取するたびに、それらを脂肪に蓄積させている。』
食肉産業は巨大な政治力を持ち、マスメディアをスポンサー圧力などで支配しているため、このような事実は公表されませんし、肉食の危険性もメディアで取り上げられることもありません。われわれは自分の頭で考え、取捨選択していかなければなりません。TVや新聞報道では真実を知ることができなくなってきています。
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