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過剰な資本の末路と、大転換の未来

水野和夫氏の著書「過剰な資本の末路と、大転換の未来」を読みましたので、まとめを書いてみたいと思います。この本は、東洋英和女学院大学院で約半年間に渡り講義した内容を書籍化したものとのことです。

この中で、グローバリゼーションは(「中心」と「周辺」とで成り立っている世界経済と政治システムにおいて)、「中心」と「周辺」を再編成していくプロセスととらえることが出来ると述べています。ただし、両方(中心と周辺)が、あるいは全員が豊かになることはないと述べています。

なぜなら、資本主義において利潤ないし付加価値を増やすこと、すなわち成長するということは、安く仕入れて高く売ることが鉄則だからです。南側諸国は自国の資源を安く売って、北側の先進国の工業製品を高く仕入れる仕組みのもとでは、いくら頑張っても豊かにはなれないというわけです。

そういった意味では、以前から氏が資本主義(より速く、より遠く)が限界に来ていると指摘していることを示していると思われます。また収益逓減の法則の罠も成長を阻んでいる要因と指摘しています。

『今まで1日1台自動車を作っていたけれど、もっと売れそうだからもう1台余計に作りたいということで拡大してきたのが近代でした。最初はたしかに生産を増やすことで儲けも拡大していたのですが、そのうちにそれも怪しくなってくる。
1家に1台しかないときには、家族に2台ある方が便利だとね、と多くの人が思うから売れるのですが、1家に3台となると途端に状況が変わる。

たしかに1人1台あるほうが便利だけれど、家には3台も停めるスペースがない、という家庭が増えるからです。それでは、買ってもらうためにメーカーはどう行動するか。3台目を買ってもらうためには大幅に値段を下げることになる。駐車場代分値引きしないと買ってもらえないわけです。4台目となると保険代も負担しますよ、とさらに値引きが大きくなる。こうして安く売れば、それだけ儲けが減ることは避けられない。これが収益逓減の法則です。』


また、経済発展にとって「限界費用逓増の法則」、「限界収益逓減の法則」も大きな足かせになっているとのことです。前者は1単位生産物を作るときの費用が、生産量が増すほど逓増していくというもので、後者は1単位生産物を余分に作ると、そのときの収益は徐々に減ってしまうということだと説明しています。
こうして利潤率は限界を迎えるとのことです。
このように限界にぶち当たっているのが、現在の日本であるとも言えるわけです。

近代という時代がもう限界に近づいていて、変化を余儀なくされているとも述べていますが、次のシステムがすぐに用意されるということはなく、新しいシステムが生まれるまでの過渡期を軟着陸しながらやっていくしかないというわけです。

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  • Author:じん
  • 筆者(じん)は大学卒業後、小さな会社をやるかたわらで投資をスタート。
    投資で儲けたお金でおいしい食事とワインを飲む日々を目指して・・・。
    引退後は投資の利息で悠々自適生活を目論んでいるが・・・。

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