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ほめちぎる教習所」のやる気の育て方

加藤光一氏の著書『「ほめちぎる教習所」のやる気の育て方』を読みましたので、まとめを書いておこうと思います。この本に出会うきっかけはあるラジオ番組でした。その番組を聴いていると、「ほめて育てることで、生徒数が増え続けるだけでなく、運転免許の合格率も上がり、さらに卒業生の事故なども減っている」とのことでした。これは面白そうだと思い、本を読んだというわけです。 

監修の坪田信貴氏の塾で「何度言っても聞けない人に、何回言えば分かってもらえるのか」を調べる実験をしたことがあるそうです。その結果、「ケアレスミスを無くすために必ずチェックをするという行動をとるためには、平均532回言う必要がある」ということが分かったそうです。それが分かった結果、坪田氏は「何度言っても分からない子」にイラッとすることがなくなったそうです。

1回でできるようになる人と、532回を必要とした人との間には、いったいどんな差があるのでしょうか。それは言われた側の能力や性格ではなく、言った人の意図が、言われた側にきちんと伝わったかどうかの差だと思われると述べています。

『「ほめる」ときに、実際にやっていることは「他人を認めること」なのです。
旧来のやり方、「叱る」教え方は「基準に満ちていない部分を指摘する」、いわば上から目線のものでした。
一方、「ほめる」教え方は「いまどのくらいの基準に届いているかを知らせる」ものです。これには上からも下からもなく、同じ高さの目線から、「相手のできていることや、そこまでの努力を認める」もの。

「できているところを認める」視点になれれば、「どうほめたらいいか」と悩むこともなくなっていきますし、相手の悪いところも自然に「そういう面もあるのか」「そういう考え方もあるのか」と受け止められるようになってきます。』


加藤氏がほめる戦略を導入するきっかけの一つが、自身が経験したハワイでの水上スキーインストラクターの指導法にヒントがあったとしています。

『その時教えてくれたインストラクターがすごかった。
彼は、初歩的なことができずに何度も同じ失敗を繰り返す私を叱ることもせず、「誰でも最初はそんなものだ!ナイストライ!」「今のは惜しかった!もう一回やればきっとできる!」と励まし続けてくれました。
やっと体が起こせるようになったものの、姿勢を維持できずにすぐに転んでいたときも「体の起こし方はばっちりだから、今度はもう少し足を突っ張れ!」「今の体の動き方はいいぞ!もう一度だ!」とできた部分を繰り返しほめてくれます。

うまくいかないときでも「お前の年齢でこんなに早く体が起こせるようになるやつはいないぞ!」「こんなにトライするなんてすごい!」と励まし続け、しまいには転んだときにまで「いまのコケ方はよかった!」とほめてくれます。

なかなかうまくならない私をあきらめることなくほめ続け、アドバイスを送り続けてくれたインストラクターのおかげでしょうか。
最後のトライでは、わずかな時間ながら、ついに水上に立って滑ることができました。「今のは良かった!完璧だったぞ!」
笑顔で握手を求めてくる彼に握手を返し、何度もお礼を言って宿に帰りました。』


人生であんなにもほめられたことはないというくらいほめ続けてくれたこと、そしてそのほめ方がとても具体的であることに感心したと述べています。
また、ほんの些細な成長でも、ちゃんと見つけ出してくれてほめてくれるだけでなく、うまくいかないときでも「ナイストライ!」とチャレンジしたことをほめてくれたそうです。

日本では失敗したら「ドンマイ」ですが、アメリカでは失敗しても「ナイストライ!」。これは自分も見習おうと思いました。

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  • Author:じん
  • 筆者(じん)は大学卒業後、小さな会社をやるかたわらで投資をスタート。
    投資で儲けたお金でおいしい食事とワインを飲む日々を目指して・・・。
    引退後は投資の利息で悠々自適生活を目論んでいるが・・・。

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