2018/07/21
12:30:21

東城百合子氏の著書『生きた実例と手引き「自然療法」』を読みましたので、まとめを書いておこうと思います。著者の東城氏ご自身が、若い頃に肺結核になり、西洋医学で治療するも良くならず、彼女の兄の医師から自然療法を指導して完治したことから、健康改革をめざして活動しているとのことです。
『現代医学と自然療法の大きな違いは、肝臓、腎臓の働き方をどう考えるかです。現代医学では、肝臓は栄養を蓄える場所だから、肝臓病は栄養をとらないと体力はつかない。だから、高タンパク質、高カロリーの動物性食品を大切にします。でも、これでは肝臓病は治らない。
自然療法では逆で、肝臓が疲れて働けないから、食べないで疲れをとり、体を休ませながら自然の働きを待つ。丈夫で我慢強い肝臓が休むのは、働きも考えず暴飲暴食で勝手気ままをやった結果です。
だから、玄米を良く噛んで少食にすると、肝臓だけではなく難病も治るのです。』
上記は、現代医学と自然療法の基本的な考え方の違いだと思います。
これを皆さんがどうとらえるかです。
『健康になりたい。幸せになりたいと思うだけでは健康も幸せもやってこない。病気はどこから始まったのか原点に帰ってみることが大切です。
しかし、深く掘り下げて考える習慣がない。何もしないでラクで便利な方法で健康になりたいという人が多い。それで、出てきては消えていくさまざまな健康法をあさる。これでは治りません。
自然療法では、現代医学のように「症状・病気という現象」を見るのではなく、過去の生活に原因があるとみて間違いを探り正していきます。
根の如く枝葉は出てくるものです。過去の自分の食べ方、生き方はどうだったのか。この間違いが病気という現象(枝葉)として出てきただけなのです。
”自分”が病気なのに、「何で私が病気に・・・」と言う。
まるで、”他人事”です。その失った根(いのち・魂・心)を自分で探して自覚する。これが一番の健康で幸せの近道です。』
本の中から、特に重要だと思われる部分をご紹介しました。
これはいつも、自分の周りの人にお伝えしていることとほぼ同じ内容です。
病気になったとしたら、運が悪かったわけでも、他人が悪かったわけでもなく、(ほとんどの場合)ご自身の今までの生活習慣に原因があるのです。
逆をいえば、これは自分の生活習慣を見直すチャンスでもあります。ただ、残念なのは”自分の体が発しているサイン”を、ほとんどの人は見逃すのです。
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