2018/08/18
12:09:51

安部司氏の著書「素朴な疑問―食品の裏側から くらしの中の添加物・調味料入門」を読みましたので、まとめを記載しておきたいと思います。
この本は、西日本新聞の生活面に「素朴な疑問 食品の裏側」と題して連載したものを一冊の本としてまとめたものです。
本書では、添加物とはどういったものか?、そのメリット・デメリットについてについても記載されています。内容の詳細については、本を読んで頂くとして、安部さんが普段どのようなものを食べているのか?・・・を書いてある部分がありましたのでご紹介します。
『「安部さんは普段どのようなものを食べているんですか」
「しょうわそうすですよ」
「昭和ソース?それ、どこで買えますか」
残念ながら、どこにも売っていません。食べ物ではなく、食べ方のことですから。
わが家には毎週、熊本から有機野菜が届きます。中身はお任せで旬の露地野菜が10品目以上。これを家族3人で食べるので、必然的に食卓のメニューの半分は野菜料理です。たくさん食べても「小食」になり、有機野菜の素材の味を生かそうとすると自然と「薄味」になります。
料理は妻が1時間以上かけてこしらえます。感謝ですな。ご飯は玄米、ときどき白米。魚が多いけど、肉のときはいいのもを少し。漬け物はハリハリ漬けなど、自家製便利調味料で私がテキトーに作ります。
基本は「和食」。といっても料亭とかで食べる懐石料理ではなく、いわゆる少量多品目の「粗食」を合わせた田舎料理。だから飽きない。
だしの素や「○○のたれ」は、わが家にはありません。酢や醤油などの基本調味料にはお金を惜しまず、だしは手間を惜しまず。
栄養やカロリー、塩分とかは大して考えません。即席麺のスープにはたっぷりの塩分が含まれていますが、梅干し、塩サケ、味噌汁で、それと同じ量の塩分を取ることはまずないからです。添加物が入っていなければ、過剰な塩や甘味、油に対し必ず防御反応が働きます。
小食、和食、粗食、薄味。その頭文字が「しょうわそうす」なのです。
安くて簡単便利な市販の加工品、調理済み食品。これまでさんざん開発しておきながら何ですが、やはり後味とかが口には合わない。出張で外食が増えると、そうしたものを食べざるを得ないこともありますが、軸足が「しょうわそうす」にあれば大丈夫。これ、上手に添加物とつきあうコツです。』
本の中で、”手首の運動”が重要だと述べています。
手首の運動とは何かといいますと、食材をひっくり返し、裏に書いてある原材料を確認することが重要だという意味です。自分もいつもやっています。
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